ソニーモバイルの最新ミッドレンジモデル、Xperia 10 VI。
2世代ぶりにチップセットがSnapdragon 695→Snapdragon 6 Gen 1へアップグレードされ、1周遅れではありますが一応前モデルからは順当な進化となっています。
一方、チップセットの違いなのか、このXperia 10 VIは前モデルからバッテリー持ちが大幅悪化するなど、劣化点があるのも事実。
ちなみにこのSnapdragon 6 Gen 1を搭載した機種は国内ではAQUOS sense8しか存在せず、SD695のように複数のミッドレンジに採用され、性能がよく知られているチップセットとは言えません。
というわけで今回はこのXperia 10 VIの性能が旧型のフラッグシップXperiaでいうとどの程度の性能なのか、という点を見てみたいと思います。
Xperia 10 VIの実力は何世代前のXperiaフラッグシップに相当?
Xperia 10 VIのGeekbenchベンチマークスコアはまだ数個しか見つかっていませんが、平均的なスコアとしてはシングルコアが900ポイント台後半、マルチコアが2800ポイント前後といったところ。
これを他のXperiaと比較すると:
Snapdragon 855を搭載して2019年にリリースされたXperia 1やXperia 5とかなり近いスコアとなっていることが分かり、Xperia 10 VIは性能的には5世代前のXperiaフラッグシップと同等ということに。
ちなみにこれはXperiaに限った話ではありませんが、一時期、ハイエンド向けチップセットとミッドレンジ向けチップセットの性能差は縮まる傾向にありました。
が、最近ではまた、全体的にハイエンドとミッドレンジの差が開きつつあるような気がします。
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