
ソニーの最新フラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VII」において、大規模な交換対応が始まっています。しかし、その現場では新たなトラブルや不便さがユーザーを悩ませているようです。
店頭でのデータ移行が必須、数時間かかるケースも
ドコモをはじめとする国内キャリアでは、問題の発生しているXperia 1 VIIに対し、新品との交換対応を開始。しかし、交換はその場で旧端末を回収する方式が取られており、自宅に持ち帰ってからゆっくりとデータ移行を行うといった選択肢は取れません。
これについてX上などではユーザーから複数の不満の声が上がっています。
このため、データ移行は店頭でその場で行う必要があり、場合によっては数時間を要することもあるとのこと。忙しい中でショップを訪れたユーザーにとっては、かなりの負担となっているようです。
「対策済み新品」でも再発? データ移行中に電源が落ちる報告
さらに深刻なのは、交換された新品端末にも関わらず、データ移行中に突然電源が落ちるという症状が再発したとの報告が出ている点です。

価格.comのユーザーレビューによれば、ショップ店頭での交換時に「対策済み」と明記された端末が提供されたものの、その場で2回連続で電源が落ちる現象が発生。店舗スタッフも驚くほどの事態だったとのことです。
まだ交換対応が始まったばかりなので、これがたまたま起きたソフト的な問題なのかは不明です。
ただ、このような報告が今後も増えるようであれば、Xperia 1 VIIの根本的なハードウェア不良が完全には解消されていない可能性も否定できません。
交換予定のユーザーは要注意、時間と心構えを
交換対応はユーザーにとって安心材料になるはずのものですが、現時点では不安要素が少なからず残っているようです。特に、データ移行中に不具合が再発するリスクや、長時間の待機が必要となる点は、事前に理解しておくべきでしょう。
今後、同様の不具合報告が増えるようであれば、ソニー側にはさらなる対応や調査が求められるかもしれません。