
先日国内でも発売となった最新Xperia、Xperia 10 VII。
ソニーのミッドレンジXperiaとしては久しぶりに出だしから好調という印象です。
外観から中身まで、色々と変化・進化のある同モデルですが、その一方でチップセットについてはSnapdragon 6 Gen 3を搭載。このチップセットは事実上、前モデルのXperia 10 VIに搭載されていたSnapdragon 6 Gen 1のクロックアップ版で、性能進化はそれほど大きくありません。
というわけで今回はこのXperia 10 VIIが過去のハイエンドXperiaでいうとどのあたりの機種に相当するのか、という点を見てみたいと思います。
Xperia 10 VIIと過去のハイエンドXperiaとの性能比較
以下は国内SIMフリー版Xperia 10 VIIのGeekbenchにおけるCPUベンチマークスコアです。

スコアは平均でシングルコアが1000ポイント強、マルチコアが2900ポイント前後といったところです。
一方、以下は過去のXperiaを含むXperiaスマートフォンのベンチマークスコア一覧の一部。

ご覧のように、Xperia 10 VIIのベンチマークスコアはSnapdragon 865を搭載したXperia 1 II/5 IIより若干低く、初代Xperia 1/5よりも若干高いといった感じです。
よって、これを見る限り、Xperia 10 VIIのベンチマーク性能は6~7世代前のハイエンドXperiaと同等という事になります。
ちなみに、Xperia 1 IIは中古市場ではAランク品でも3万円台で購入可能です。
一方で、Xperia 10 VIIの公式ストア価格は74800円。
一概に比較はできませんが、この視点からするとXperia 10 VIIは性能の割には割高とも言えそうです。