GoogleがAndroid向けにテスト中の新機能「Googleマップ Live Update通知」が、一部ユーザーの端末で確認されています。これにより、アプリを切り替えた際でも進行方向や到着予定時刻をすぐに確認できるようになります。
ステータスバーやロック画面に方向を表示

今回見つかったのは、Android 16 QPR2 Beta 2を搭載したPixelやSamsung端末での挙動です。通知バー(ステータスバー)の左側に、小さな矢印アイコンが表示され、進行方向を簡単に把握できる仕組みになっています。通知を引き下げると、到着予定時刻(ETA)や経路の詳細を確認することも可能です。
さらにロック画面やナビゲーションドロワー上部にも同様の情報がカード形式で表示され、ワンタップでマップアプリに戻れる仕様となっています。誤って別アプリに切り替えてしまった場合でも、迷うことなくナビを再開できるのは大きな利点といえるでしょう。
利用できるユーザーはまだ限定的
現時点では、この機能が使えるユーザーはごく一部に限られています。Android 16 QPR2 Beta 2を導入している端末でしか確認されておらず、Googleから正式な発表も行われていません。
ただし、四半期ごとのアップデート(QPR)に含まれていることから、12月に予定されている「Pixel Feature Drop」で一般提供される可能性が高いと見られています。なお、今月配信予定の「Android 16 QPR1(9月のPixel Feature Drop)」ではまだ登場しない見込みです。
今後の展開に注目
GoogleマップのLive Update通知は、ドライバーや徒歩での移動時に「アプリを見失わない」ための安心感を提供する機能です。正式リリースのタイミングは未定ですが、Pixelシリーズを中心に順次展開される可能性が高く、今後のアップデートに注目が集まります。