
GoogleとSamsungはすでに最新OS「Android 16」を先行して提供していますが、その他のメーカー製端末では安定版アップデートの配信が大幅に遅れる見通しです。
PixelとGalaxyは先行アップデート
Googleは今年6月にPixel向けにAndroid 16を正式リリース。続いて7月にはSamsungがGalaxy Z Fold 7やGalaxy Z Flip 7シリーズを、Android 16ベースの「One UI 8」を搭載して発売しました。同社は9月中にさらに多くのGalaxy端末へ安定版を展開すると発表しており、既に旧世代フラッグシップや一部ミッドレンジモデル向けにベータプログラムも開始しています。
他メーカーは10月以降にずれ込みか
一方、OPPOやXiaomi、vivo、OnePlusといったメーカーは、現在一部フラッグシップ向けにAndroid 16ベースの開発者向けベータを提供しているものの、安定版の発表は10月前後になるとリーク情報で伝えられています。具体的には以下の新バージョンが準備されているとされます。

- OPPO:ColorOS 16
- OnePlus:OxygenOS 16
- vivo:OriginOS 6/FuntouchOS 16
- Xiaomi:HyperOS 3(グローバル版)
中国市場ではすでに先行発表されているケースもありますが、グローバル市場向けの正式アナウンスはこれからとなります。
アップデート速度で差をつけるSamsung
今回の流れを見る限り、SamsungがPixelに次いで最も早く幅広い端末へ安定版Android 16を提供することになりそうです。他メーカーがようやく発表にこぎつける頃には、Galaxyの複数モデルがすでに最新OSを利用できる可能性があります。
iOSとの比較も
Googleは例年より前倒しでAndroid 16をリリースしましたが、実際に利用できる端末はPixelと一部Galaxyに限られており、他のブランドは大きく遅れを取っています。毎年ほぼ同時に主要機種へ最新OSを届けるAppleのiOSと比べると、Android陣営にはまだ課題が残されていると言えるでしょう。