Androidに「公共交通モード」追加の可能性――乗車中の設定を自動最適化へ

Googleが、バスや電車での移動をより快適にする新機能をAndroidに導入する準備を進めているようです。現在でもAndroidスマートフォンは、走行中の車を検知して通知を抑制する「ドライブモード」を自動で起動できますが、これを公共交通にも拡張する動きが見られます。

バスや電車を検知して自動で設定変更

今回テストされている新機能は「Transiting Mode(公共交通モード)」と呼ばれています。これは、ユーザーがバスや電車に乗っていることをスマートフォンが検知し、音量の自動調整や通知の制限、画面表示モードの切り替えなどを自動で行うものとみられています。

Androidには以前から、特定の条件で音や通知、画面設定を切り替える「モード」機能が用意されており、走行中を検知して作動するドライブモードはその代表例です。公共交通モードはこの仕組みを応用したもので、日常的に公共交通を利用するユーザーにとっては設定の手間が大きく減ることになりそうです。

Motion Cuesとの組み合わせで“酔い対策”にも期待

開発中のAndroidテスト版では、モード設定内に「While Transiting(移動中)」という新たな項目が見つかっています。このモードでは通知の抑制や音量調整に加え、ダークモードの切り替えなど、視認性向上につながる動作も自動で行われる可能性があります。

また、Googleが別途準備している「Motion Cues」機能と組み合わせることで、乗り物酔いを軽減する効果が期待できるとの見方もあります。これらが連動すれば、通勤・通学中のスマホ体験が大きく変わるかもしれません。

Android 16 QPR3で登場か

現時点でGoogleは正式発表を行っていませんが、公共交通モードは早ければ来年3月に予定されるAndroid 16 QPR3アップデートで追加される可能性があります。ベータ版公開に合わせて、より具体的な情報が示される見通しです。

公共交通を利用することが日常になっている人にとって、スマートフォンが状況を理解して自動で最適化してくれるのは大きなメリットとなります。今後の追加情報に注目が集まりそうです。

ソース

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