Pixel 9a/Pixel 10シリーズのFeliCa・NFCの位置は過去モデルから大きくズレていることが判明

Googleが2025年に投入したPixel 9aやPixel 10シリーズ。その内部構造について、従来機種とは“意外な違い”があることが明らかになりました。FeliCaやNFCチップの搭載位置が、これまでのPixelとは大きく異なっているというものです。

公的機関サイトの資料から判明

この情報を最初に発見したのは、5ちゃんねるのユーザーによる指摘でした。地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が公開している「ICカードセット位置」資料に、Google製Pixelの読み取り推奨位置が掲載されており、そこから各モデルのFeliCa/NFCチップ位置が分かるようになっています。

掲載されていたPixel 10 Proの説明によると、マイナンバーカードを読み取る際は、カード中央を端末裏面の“左端寄り”に重ねるよう指示されています。(カード中央がちょうど電源ボタンあたりに重なる感じです)

Pixel 9aも左寄り配置に

Pixel 9aについても同様で、Pixel 10シリーズほど極端ではないものの、明らかに従来の“中央付近”から左側へ移動していることが確認できます。

過去モデルはすべて中央寄りだった

一方、Pixel 9 Proをはじめとした歴代モデルを見てみると、読み取り位置は上下の個体差こそあるものの、左右方向についてはほぼ中央に配置されている点で共通していました。
つまり、Pixel 9aとPixel 10シリーズでは、FeliCa/NFCの位置が大きく左側へ移動した“初の世代”ということになります。

公式ヘルプページとは食い違いも

ところが、Google公式のPixelヘルプページでは、NFCチップが端末中央付近にあるような図解が掲載されており、今回判明した実際の位置とは食い違っています。

Pixel 10シリーズでは発売直後から、SuicaなどのFeliCa決済が失敗しやすい、マイナンバーカードを読み取れないといった報告がSNSやコミュニティで散見されていましたが、今回の“左寄り配置”がその一因である可能性は十分にありそうです。

ユーザー混乱を避けるため、公式の修正が望まれる

誤ったイメージのまま利用すると、読み取り位置を外してしまいトラブルの原因にもなりかねません。
ユーザーの混乱を避けるためにも、Googleには公式ヘルプページの図や説明を実際の構造に合わせて修正してほしいところです。

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