Pixel 10シリーズは「重く・厚く」進化? Qi2対応&マグネット搭載の可能性が濃厚に


Pixel 10は前モデルよりも厚く・重くなる傾向に

薄くて軽いスマートフォンが好まれる傾向の中、Googleの次期フラッグシップ「Pixel 10」シリーズは、その流れに逆らうかのように、Pixel 9シリーズよりもわずかに厚く、そして重くなっているようです。

この変化の背景には、Qi2ワイヤレス充電規格への対応や、マグネットを活用した新アクセサリー「Pixelsnap」シリーズの導入が関係している可能性が高いと見られています。


スペック比較:Pixel 10シリーズの“厚みと重さ”の変化

以下は、Pixel 9シリーズとPixel 10シリーズのスペック比較(非公式リーク情報を基にしたもの)です:

モデル厚さ重さバッテリー容量
Pixel 98.5mm198g4700mAh
Pixel 108.6mm204g4970mAh
Pixel 9 Pro8.5mm199g4700mAh
Pixel 10 Pro8.6mm207g4870mAh
Pixel 9 Pro XL8.5mm221g5060mAh
Pixel 10 Pro XL8.5mm232g5200mAh
Pixel 9 Pro Fold(閉じた状態)10.5mm257g4650mAh
Pixel 10 Pro Fold(閉じた状態)10.8mm258g5015mAh

すべてのモデルで厚さ・重さともに微増しており、特に「Pixel 10 Pro XL」は前モデルより11g重くなり、バッテリー容量も微増しています。単なるバッテリーの増量だけでは説明しきれない重量増が見られ、何らかの新要素が加わっていると推測されます。


Qi2&マグネットアクセサリー「Pixelsnap」導入の兆し

Pixel 10シリーズの厚み・重さの増加と並行して、Googleは新しい充電アクセサリー「Pixelsnap」シリーズを準備しているとの噂もあります。このシリーズは以下のような製品構成になると予想されています:

  • Pixelsnap Charger(マグネット式充電器)
  • Pixelsnap Ring Stand(リングスタンド)
  • Pixelsnap Charger with Stand(スタンド一体型充電器)

これらはAppleのMagSafeに近い設計になる可能性が高く、マグネット内蔵によるピタッと固定される充電体験が想定されています。また、Google純正ケースにもマグネットが組み込まれる見込みで、端末側に磁石がないと意味がないことから、Pixel本体にもマグネット搭載の可能性が濃厚といえるでしょう。


Qi2の仕様変更もGoogleの動きを後押し?

さらに、Qi2の最新仕様「Qi2.2.1」が先日発表され、最大25Wの急速ワイヤレス充電がサポートされることが明らかになりました。この標準の策定にはGoogleも関わっており、「Qi2 Ready」と呼ばれる仕様では、端末側にマグネットがなくても使用可能です。

しかし、Googleがわざわざ磁石付きのアクセサリーを自社で展開し、かつPixel本体を“あえて”重く厚くしてまでQi2に対応する理由を考えると、端末内へのマグネット内蔵は極めて自然な流れといえます。

実際、Pixel 10 Pro XLはバッテリー容量が約2.5%しか増えていないのに対し、重さは約5%も増加しています。この不自然なバランスは、内部に別のコンポーネント(=磁石)が追加されている証拠と見るのが妥当でしょう。


Pixel 10が「重くなった理由」はユーザーにとってプラスになるか?

バッテリーの大型化による駆動時間の延長は歓迎される一方、端末が重くなることに対して抵抗を感じるユーザーも少なくありません。とはいえ、Qi2対応や磁石を用いた安定した充電・アクセサリ利用の利便性を得られるのであれば、そのトレードオフは許容される可能性があります。

Pixel 10シリーズは8月20日に正式発表が予定されており、そこではマグネット内蔵やQi2正式対応といった詳細も明らかになると期待されています。

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