サムスンが新Android OS提供戦略を変更?今後はGalaxy Zがアップデートの先陣に

Samsungがこれまで続けてきた「Galaxy Sシリーズと同時に最新Androidを投入する」という戦略に、ついに終止符が打たれる可能性が浮上しました。リーク情報によれば、今後のソフトウェアアップデートの主役は折りたたみ端末「Galaxy Zシリーズ」へと移行し、Sシリーズは“その次”のアップデートでより深い改良を担う役割になるとのことです。


Galaxy ZがAndroidの最前線に

従来は、SamsungのフラッグシップモデルといえばGalaxy Sシリーズが主軸で、新しいAndroidバージョンもこの端末と共に登場してきました。しかし、GoogleがAndroid 16を例年よりも早くリリースする方針を打ち出したことで、スマホメーカー各社のアップデートスケジュールに大きな影響が及んでいます。

それに応じてSamsungも対応を変更。今後はAndroidのメジャーアップデート(例:Android 17)は、Galaxy Z FoldやFlipといった折りたたみモデルの新製品とタイミングを合わせて提供される見通しです。たとえば、次期「Galaxy Z Fold 8」は、Android 17ベースのOne UI 9を搭載して2026年に登場する可能性が高いと見られています。


Galaxy Sシリーズは“x.5”アップデートの担当に

一方、Sシリーズは今後、メジャーアップデートの初回提供機種ではなくなります。その代わり、One UI x.5という中間バージョンで、新機能やUIの改良を多く取り入れるアップデートが施される模様です。

たとえば、2026年初頭に登場予定の「Galaxy S26」シリーズは、One UI 8.5を最初に搭載する機種になると予想されています。このバージョンでは、AI機能の拡充やUI/UXの大幅な刷新など、見た目や使い勝手に直結する改良が重点的に盛り込まれる見込みです。


表面上のバージョン番号に意味はなくなる?

こうした変更によって、One UIの「x.0」と「x.5」の区別は形式的なものになりつつあります。従来は「x.0」が大規模アップデートと位置付けられていましたが、今後は「x.5」側にこそ実用的かつ魅力的な新機能が集中する流れとなるため、ユーザーにとっての重要度は逆転する可能性もあります。


Samsungはすでに、Androidのリリース時期と製品サイクルをより柔軟に連動させる体制に移行しつつあります。Galaxy Zシリーズがテクノロジーの実験場となり、Galaxy Sシリーズがそれをより完成度高く洗練させるという住み分けは、今後の製品戦略をより明確にする動きといえるでしょう。今後もSamsungのアップデート方針には注目が集まりそうです。

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