Pixel 10シリーズが対応第一号に?次世代ワイヤレス充電「Qi2 25W」発表:主要Androidスマホもまもなく対応へ

ワイヤレス充電の新たなスタンダードとして注目を集める「Qi2」が、ついに25Wの高速充電に対応することが発表されました。これにより、Apple製品に加え、複数の主要なAndroidスマートフォンもこの新仕様に対応する予定です。


「Qi2 25W」正式発表、高速化はついに25Wへ

ワイヤレスパワーコンソーシアム(WPC)は、2025年7月23日に「Qi 2.2.1」仕様の正式リリースを発表しました。このアップデートにより、「Qi2 25W」と呼ばれる新しい高速ワイヤレス充電プロトコルが導入されます。これまでのQi2が上限15Wだったのに対し、新仕様では最大25Wまで対応。ユーザーから最も要望の多かった「充電速度」の改善に大きく応えるかたちです。

WPCによると、従来はメーカー独自のプロトコルで高速ワイヤレス充電を実現していたため、互換性に課題がありました。今回の「Qi2 25W」では、標準化された高速充電をあらゆるメーカーが活用できるようになるのが大きな特徴です。


Googleも規格開発に関与、Pixel 10が対応第一号か?

特に注目すべきは、Googleがこの高速化に深く関与していたという事実です。すでに「Pixel 10」シリーズ向けに、マグネット付きアクセサリー「Pixelsnap」が開発中との情報もあり、Pixel 10が「Qi2 25W」対応の最初のAndroid端末になる可能性は極めて高いと見られています。

ただし現時点では、Pixel 10本体にマグネット機構が内蔵されるかどうかは明らかになっていません。一方で、Pixel 10の純正ケースにはQi2準拠のマグネットが搭載されているという報道もあり、ハード・ソフト両面でQi2対応が進んでいるのは確かです。


対応端末は「数百台」規模に、Androidも本格参入へ

WPCの発表によると、「Qi2 25W」に関してはすでに限定的な認証テストが完了しており、14種類のデバイス(受電器および送電器)が正式に認証済みとのこと。今後は数百台規模のデバイスが順次認証プロセスに入り、Android陣営でも本格的にQi2対応製品が増えていく見込みです。

また、これまでQi2に正式対応していたのはApple製品が中心でしたが、今回の25W対応を機に、Androidスマートフォンの多くがQi2エコシステムに加わることになります。


次期Pixelシリーズの発表は2025年8月20日とされており、新たな充電規格との連携も含めて、期待はますます高まっています。ワイヤレス充電がより高速で、より標準的なものになる時代が、いよいよ現実のものとなりそうです。

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