
Googleの次期スマートフォン「Pixel 10」シリーズの正式な本体サイズが明らかになりました。見た目には大きな変化がないように見えるものの、全モデルで微妙なサイズや重量の増加が確認されており、従来のPixel 9用ケースが使えない可能性も出てきています。
Pixel 10/Pixel 10 Pro──厚みがわずかに増加、重量もアップ
スタンダードなPixel 10およびPixel 10 Proのサイズは152.8 × 72 × 8.6mmで、Pixel 9/9 Proの高さ・幅はそのままですが、厚さがわずかに0.1mm増加しています。
重量も若干増し、Pixel 10が204g(前モデル比+6g)、Pixel 10 Proが**207g(+8g)**となりました。このわずかな変更でも、フィット感の変化やケースとの互換性に影響が出ることが予想されます。
Pixel 10 Pro XL──サイズ据え置き、しかし重量は大幅増
Pixel 10 Pro XLのサイズは162.8 × 76.6 × 8.5mmと、Pixel 9 Pro XLから変更はありません。しかしながら重量は232gに増加(前モデル比+約5%)しており、手に持ったときの印象は変わるかもしれません。
Pixel 10 Pro Fold──厚みと重量が微増、バッテリー強化か?
折りたたみモデルのPixel 10 Pro Foldは、Pixel 9 Pro Foldからのマイナーアップデートといった位置付けですが、こちらも厚みと重量に若干の変化があります。
- 展開時:155.2 × 150.4 × 5.2mm(Pixel 9 Pro Fold比でわずかに厚く)
- 折りたたみ時:155.2 × 76.3 × 10.8mm(横幅は少しスリムに、厚みは+0.3mm)
重量も257gから258gへ1g増加。このわずかな変更は、バッテリー容量の増加やヒンジ構造の強化によるものと見られています。
わずかな変化がユーザー体験を左右する可能性も
今回のPixel 10シリーズのサイズ変更は一見すると微細ですが、実際にはケースの再購入が必要になったり、持ち心地に影響したりと、ユーザー体験に直結する部分です。とくに厚みや重量の変化は長時間の使用時に疲れやすさに影響を与えることもあるため、購入前にはしっかりと確認しておくことが重要です。
Googleがあえてこれらのサイズを微調整してきた背景には、バッテリー性能や冷却構造の見直しなど、内部設計の刷新があると考えられます。今後の詳細な仕様公開に注目が集まります。