
広告撮影現場で“Pixel 10らしき端末”が目撃される

Googleの次期スマートフォン「Pixel 10」とみられる実機が、広告撮影中に目撃されたとして話題になっています。流出元はX(旧Twitter)のリーカー「@MarksGonePublic」氏で、今回の情報によると撮影現場で使われていた端末は、これまでの「無印」Pixelシリーズとは一線を画す仕様になっていたようです。

撮影現場で確認されたというストーリーボードには、Pixel 9 Proにそっくりなリアカメラの配置が描かれていたとのこと。これが事実であれば、Pixel 10の無印モデルにもトリプルカメラが搭載される可能性が高く、前モデル(Pixel 9)との差別化が大きく進むことになります。
無印にも“体温センサー”搭載か? Proとの差が縮小
また、これまでProモデル専用の機能だった「体温センサー」も、今回のリークでは無印モデルに搭載されているように見えたと報告されています。このセンサーはPixel 8 Proに初めて搭載されたもので、非接触で額などの体温を測れるという珍しい機能です。

もしこの仕様がそのまま製品版に採用されるとすれば、無印モデルとProモデルの機能差がかなり縮まることになり、今後のラインアップ構成にも影響を与える可能性があります。
CADレンダリングと一致する部分も

今回の実機らしき画像は、2025年3月に流出したCADベースのレンダリング画像とも一致する部分があり、信ぴょう性を高める材料になっています。これまでPixelシリーズは、正式発表の数か月前からリーク情報が飛び交うのが恒例となっており、Pixel 9シリーズも2024年1月には既に具体的な情報が出回っていました。
SoCは「Tensor G5」に、価格は据え置きの見通し
最新の情報によれば、Pixel 10シリーズにはGoogleの次世代チップ「Tensor G5」が搭載される見込みです。ただし、パフォーマンス自体は現行のG4と大きくは変わらないとされており、その代わりAI関連の新機能に力を入れた設計になると言われています。
また、価格についてはPixel 9シリーズと同水準を維持する可能性が高いと見られており、スタンダードモデルとProモデルのそれぞれが現行の価格帯(Pixel 9は$799から)に収まるとの予測も出ています。
発表前から注目度急上昇
現時点ではGoogleからの公式発表はありませんが、今回のように広告撮影現場からの情報が出てくるというのは、発表の時期が近づいているサインでもあります。Pixelシリーズの正式発表は例年8〜10月頃に行われているため、今後数か月のうちにさらなる詳細が明らかになっていくことでしょう。
期待が高まるPixel 10シリーズ。これまでの“無印”の枠を超える進化を見せるのか、今後の続報に注目です。