Xperia 1 VIIに「中国製」モデルが登場──ハイエンド機もついにOEM化の可能性


「Made in China」のXperia 1 VIIが一部ユーザーに届く

ソニーの最新フラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VII」の販売が開始される中、Redditに投稿されたある報告がXperiaファンの間で注目を集めております。

投稿者によりますと、手元に届いたXperia 1 VIIの本体には「Made in China(中国製)」との表示があったとのことです。これまでXperiaのハイエンドモデルはタイの自社工場で生産されていたことから、この報告に驚きと不安の声が上がっています。


タイ製=Xperiaの品質の象徴だった?

これまで、ソニーのXperia 1シリーズや5シリーズなどのハイエンドモデルは、品質へのこだわりからタイの自社工場で製造されてきました。一方、エントリーモデルやミッドレンジモデルについては、他社への製造委託、いわゆるOEMが採用されることもありました。

しかし、今回のXperia 1 VIIの一部モデルが中国製となっていることから、ハイエンド機種においてもOEM化が進んでいる可能性が浮上しています。Reddit上では、「数年前に中国工場を閉鎖したはず。再稼働ではなく、他社製造ではないか」との見方が多く見られました。


「中国製」に対する懸念と失望の声も

Reddit上のコメントには、「中国製なら購入しなかった」「自社製造が魅力だったのに」といった声が複数寄せられております。すべてのユーザーが中国製に対して否定的というわけではないものの、これまでタイ製にこだわってきたからこそ、「品質やブランドの信頼性が揺らぐ」と感じる方も少なくないようです。

あるユーザーは、「ソニーは数少ない“自社工場でスマートフォンを作っているメーカー”だった。それが失われるのは残念」と語っており、製造国の変化以上に、企業姿勢の変化に対する失望が見受けられました。

今のご時世、中国製であることを理由に品質を問題視するのはどうかともいますが、それよりも委託製造になったとすると、それについては気になる部分ではあります。


“見えない仕様変更”──Xperia 1 VIIのもう一つの注目点?

Xperia 1 VIIでは、ディスプレイやカメラなど表面的なスペックの進化が注目されていますが、今回の製造体制の変更は“隠れた仕様変更”と言えるかもしれません。特に品質や製品哲学を重視するファンにとっては、スペック以上に重要なポイントとなり得ます。


今後の展開に注目集まる

現時点では、すべてのXperia 1 VIIが中国製というわけではなく、一部のロットに限られている可能性も考えられます。また、地域によって製造国が異なるケースもあり、今後の出荷状況によっては更なる詳細が判明するかもしれません。

ただし、これが今後の新モデルにも広がる兆しだとすれば、ユーザーにとっては見逃せない変化です。今後、ソニーから公式なアナウンスがあるかどうかにも注目が集まっています。

「ハードウェアとしての完成度」だけでなく、「どこで、誰が、どう作ったのか」──それを重視するXperiaファンにとって、今回の中国製モデルの登場は、単なる製造国の違いにとどまらない重要な意味を持っているようです。

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XperiaXperia 1 VII
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