Xperia 1 VIIの電源不具合、ソニーが欧州市場向けに「一部ロットに限定される可能性」示唆

ソニーの最新フラッグシップモデル「Xperia 1 VII」に関して、突如電源が落ちる、再起動を繰り返す、まったく電源が入らなくなるといった深刻な不具合が発生している件で、ソニーが欧州市場向けに新たな公式声明を発表しました。今回の声明では、日本市場向けには言及されなかった「影響が一部ロットに限定される可能性」が明確に示されており、今後の対応に注目が集まっています。

欧州では影響範囲の特定作業を進行中

ソニーはこのたび欧州のXperiaサポートページにて、Xperia 1 VIIにおいて以下のような不具合が確認されていることを改めて認めました。

  • 電源が突然落ちる
  • 意図しない再起動が発生する
  • 電源がまったく入らなくなる(いわゆる「文鎮化」)

これらの問題に対し、ソニーは現在原因の特定と対応策の検討を進めている段階ですが、欧州市場においては「影響を受けているのは一部のロットに限られる可能性がある」とし、現在その該当在庫の範囲特定に取り組んでいるとしています。

この「一部ロットのみが影響を受けている可能性」については、これまでの日本国内向けの発表では一切言及されておらず、今回の欧州向けアナウンスが初めてのものとなります。つまり、全体に広がる設計上の問題ではなく、製造過程の一部に限定された不具合である可能性が浮上してきたことになります。

ユーザーへの呼びかけと応急処置

ソニーは現時点での対処法として、以下のような応急処置を案内しています:

  • 電源ボタンと音量アップボタンを同時に約20秒間長押し(振動があっても20秒は保持)
  • ソフトウェアの最新版が適用されているか確認
     → 設定 → システム → ソフトウェアアップデート

ただし、これらの操作でも不具合が改善しない場合は、各地域のソニーコンタクトセンターへの連絡を強く推奨しています。

ソニー、ユーザーへ謝罪

今回の不具合について、ソニーは「ご迷惑をおかけして申し訳ございません」と公式に謝罪。問題の解決に向けて、引き続き原因の特定と対応策の準備を進めているとしています。

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XperiaXperia 1 VII不具合・バグ
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