Appleが小型iPhoneを再び投入する可能性は低いようです。著名なApple情報筋であるMark Gurman氏（Bloomberg）が、最新のQ&Aセッションで「Appleには現在、iPhone miniを復活させる計画はない」と語りました。
iPhone miniの歴史と現状
Appleは2023年9月にiPhone 13 miniを販売終了し、それ以降、小型モデルはラインナップから姿を消しました。そして今回のGurman氏の発言により、2025年のiPhone 17シリーズ、さらには2026年のiPhone 18シリーズにおいてもminiモデルが登場する可能性はほぼなくなったと言えます。
さらに、Appleは2024年2月に第3世代iPhone SEの販売を終了。これにより、現在販売されているiPhoneのディスプレイサイズはすべて6.1インチ以上となっています。
かつてのiPhone 12 miniやiPhone 13 miniは5.4インチでしたが、現在のAppleの主力モデルであるiPhone 15/16シリーズは6.1〜6.9インチのディスプレイを採用しています。また、最後のiPhone SE（第3世代）は4.7インチでしたが、ベゼルが厚いため本体サイズはminiシリーズより大きく感じられました。
なぜiPhone miniは消えたのか？
小型iPhoneを望む声は根強く存在します。しかし、市場調査会社のデータによると、iPhone miniシリーズは期待されたほど売れなかったのが現実です。そのためAppleはラインナップから外し、今のところ再投入する予定もないようです。
Appleの製品開発は数年単位で進められるため、現時点でminiモデル復活の兆しがない以上、当面は小型iPhoneの登場を期待するのは難しいでしょう。もし次世代iPhoneでサイズの選択肢が増えることがあるとすれば、それはminiの復活ではなく、新たなデザインや折りたたみモデルなどの形で実現される可能性が高そうです。
