
Pixel向け最新ベータ版が登場
Googleは本日、Pixelデバイス向けに「Android 16 QPR1 Beta 3.1」の配信を開始しました。ビルド番号は BP31.250610.009 で、2025年7月のセキュリティパッチが含まれています。
対象機種はPixel 6シリーズ以降の全モデルに加え、Pixel TabletやPixel Fold、最新のPixel 9シリーズまで幅広く対応しています。
注目の修正ポイント
今回のアップデートでは、合計24件の不具合が修正されています。主な改善内容は以下の通りです。
- Wi-Fi関連の不具合
ネットワーク統計処理の改善により、Wi-Fi使用時の端末不安定化や再起動問題を解消。 - Context Hubのメモリ管理最適化
メモリリークによる端末のクラッシュや動作不安定を防止。 - ホーム画面の表示バグ修正
下段の固定アプリアイコンや検索バーが消える問題を解消。 - 通知表示の最適化
通知が重なって見づらくなる不具合や、表示領域が不自然に空く現象を修正。 - 折りたたみ端末のUI調整
展開時のクイック設定パネルがカメラカットアウトでずれる問題を修正。 - メディア関連の改善
ロック画面のメディアプレイヤー消失、回転時の表示崩れ、音声通話からビデオ通話切替時の音声ミュートなどを修正。 - Bluetooth安定性向上
未実装パケットエラーによる接続切断やクラッシュを解消。 - その他の安定性改善
OTA更新後の再起動、フルスクリーンアプリ終了後の黒いバー表示、アプリ入力停止など細かなバグを多数修正。
OTAアップデートが即日提供
今回のQPR1 Beta 3.1は、Android Beta for Pixelプログラムに登録している全ての対象端末に対し、OTA(Over-the-Air)で即日配信されています。OTAイメージも同時に公開されており、手動での更新も可能です。
今回の修正版は、正式リリースに向けた安定性向上の意味合いが強く、日常使用時の不具合や表示の乱れなど、利用者のストレスとなる細かい問題が幅広く改善されています。Pixelユーザーにとっては、アップデートによる恩恵を実感しやすい内容と言えるでしょう。