
Appleが開発中と噂される折りたたみ式iPhone(通称「iPhone Fold」)に関して、新たな情報が浮上しました。最新の報道によると、Appleはデバイスのヒンジ部分に「メタリックガラス(アモルファス金属)」を採用する可能性があるとのことです。
なぜAppleは折りたたみiPhoneの開発に慎重なのか
Samsungが最初の折りたたみスマートフォンを発表した際、多くのトラブルが発生し、大きなPR問題へと発展しました。Appleは同じ轍を踏まないために、耐久性や使い勝手を徹底的に精査しているようです。特に、折り目の目立たないデザインを追求しており、その鍵を握るのが「メタリックガラスヒンジ」なのかもしれません。
メタリックガラスとは?
Weiboの著名リーカー「Instant Digital」によると、AppleはiPhone Foldのヒンジ部分にメタリックガラスを採用する方針だといいます。メタリックガラスは、一般的な金属とは異なり、原子が不規則に並んでいる「非結晶構造」を持つ特殊な素材です。

この特性により、
- 高い耐久性と柔軟性を持つ
- 変形や凹みが発生しにくい
- 腐食に強く、長期間使用しても劣化しにくい
- ステンレススチールのような光沢のある美しい仕上がりが可能
といった利点があります。特に折りたたみスマートフォンにおいて、ヒンジ部分は最も負荷がかかる重要なパーツです。この部分の耐久性が向上すれば、製品全体の品質も大幅に向上するでしょう。
折りたたみiPhoneのスペックは?
Appleは折りたたみiPhoneの開発に関して公にはコメントしていませんが、これまでにさまざまな噂が飛び交っています。
- メインディスプレイ:7.8インチの折りたたみ式OLED
- カバーディスプレイ:5.5インチ
- カメラ:デュアルリアカメラ + フロントシングルカメラ
- 認証技術:Touch ID搭載(Face ID非対応の可能性)
特にFace IDが搭載されないという点は興味深いポイントです。デバイスの薄型化に伴い、Face IDに必要なセンサー類を組み込むスペースが確保できない可能性が指摘されています。
発売時期と価格
最新の情報によると、Appleは2026年に折りたたみiPhoneを正式発表する予定です。価格は約2,000ドル(約30万円)と予想されており、これは他の折りたたみスマートフォンと比較しても高額ですが、Apple製品であることを考えれば驚くべきことではないでしょう。
Appleは折りたたみスマートフォン市場でどのようなインパクトを与えるのか、今後の展開に注目です。