Android 16 Beta 2でPixelの「80%充電制限バグ」が再発—バッテリー寿命に影響の可能性も

Googleが開発を進めるAndroid 16 Beta 2が先日リリースされ、新機能のテストが進められています。今回のアップデートでは、アカウント切り替え用のウィジェット、カメラの高度なコントロール機能、HEICフォーマットでのUltraHDR対応、アプリのフルスクリーン表示義務化など、多くの改善が盛り込まれました。

しかし、新機能が追加される一方で、Pixelシリーズの80%充電制限が機能しないという問題も発生しています。これは以前、Android 15 QPR2 Beta 3で報告されたものと同じ不具合で、バッテリーの健康管理機能が正しく動作していない可能性が指摘されています。


Pixelの「80%充電制限」とは?

この機能は、Pixelスマートフォンがバッテリーの劣化を抑えるために充電を80%で自動的にストップするものです。2023年11月に導入され、過充電を防ぎ、バッテリーの寿命を延ばすことを目的としています。しかし、Android 16 Beta 2ではこの制限が機能せず、本来80%で止まるはずの充電が100%まで進んでしまうという報告が相次いでいます。


ユーザーからの報告—「意図的な再調整ではない」

この問題に気づいたユーザーたちは、Redditのr/android_betaコミュニティで情報を共有しています。一部のユーザーは、バッテリーキャリブレーション(再調整)の一環かもしれないと考えましたが、実際には再起動後も80%制限が解除されたままになっていることが確認されています。

ユーザー「Archer4271」氏は、「100%まで充電し、電源を入れ直しても80%制限が復活しない。完全にバッテリーを使い切って10%以下にしてみるつもりだ」と報告。他のユーザーからも同様の指摘が相次いでおり、Pixel 9 Pro XL、Pixel 8a、Pixel 7、Pixel 6aなど幅広い機種で影響が出ているようです。


Android 16 Betaの利用を検討するべきか?

もし80%充電制限を日常的に活用している場合、現時点ではAndroid 16 Beta 2へのアップデートは控えたほうが無難です。すでにBeta 2を導入している場合は、バッテリー寿命を守るためにも充電管理に注意を払う必要があります。

Android 16の開発が順調に進んでいるとはいえ、ベータ版には予期せぬバグがつきもの。安定版のリリースまで、慎重にアップデートのタイミングを見極めることが大切です。

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Android 16Pixel
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