
Xiaomiは、次期ソフトウェアアップデート「HyperOS 3」の対象外となるデバイスを正式に発表しました。今回の決定により、フラッグシップからミッドレンジ、さらにはタブレットやPOCOシリーズに至るまで、複数の人気モデルがアップデート対象から外れることになります。
背景には、HyperOS 3が要求する高度なグラフィックス処理やAI統合機能に対応できるハードウェアを優先的にサポートするという方針があります。これにより、一部の既存機種はアップデートの恩恵を受けられないこととなりました。
アップデート対象外となる主なモデル
フラッグシップモデル
- Xiaomi 11シリーズ全機種
- Xiaomi 11 Lite 5G NE
2021年に登場し、依然として多くのユーザーを抱えるXiaomi 11シリーズも、HyperOS 3には非対応となります。
Redmiシリーズ
- Redmi Note 12シリーズ(Note 12 5G ~ Note 12 Pro+まで)
- Redmi K50シリーズ(K50 Ultraを除くすべてのモデル)
幅広いユーザー層に人気のRedmi NoteやKシリーズも、最新OSの対象から外れました。
POCOシリーズ
- POCO M5シリーズ
- POCO X5シリーズ
- POCO F4シリーズ
特にコストパフォーマンスに優れたPOCOシリーズも複数モデルが非対応となり、ユーザーにとっては痛手となりそうです。
タブレット端末
- Xiaomi Pad 6
性能面での制限により、同モデルもHyperOS 3の要件を満たせないと判断されています。
HyperOS 3は高度な機能を求める時代へ
HyperOS 3では、新たなデザイン言語「リキッドグラスUI」や、AIによるシステム最適化などが導入される予定です。これらの新機能は、より強力なハードウェアリソースを必要とするため、対象デバイスが限定されるのは避けられない状況です。
Xiaomiは、「今後の開発リソースを、これらの革新機能を最大限に活用できるデバイスに集中させる」としており、今回の判断はその一環と説明しています。