Samsungの最新フォルダブルスマートフォン「Galaxy Z Fold 7」では、他のGalaxyシリーズでは使えない特別な写真編集機能が搭載されることが明らかになりました。大型ディスプレイを活かした「Capture View」と「Generative Edit」の改良により、カメラと編集体験がさらに洗練されています。
「Capture View」がより直感的に進化
「Capture View」は、撮影と同時に過去の写真を確認できるGalaxy Z Foldシリーズ独自のカメラモードとして、Z Fold 2から搭載されてきました。新しいOne UI 8では、このモードが大幅に刷新されています。

従来は画面の右側にファインダー、左側に直近5枚の写真が並ぶ構成でしたが、今回のアップデートで、最新の写真が画面中央に配置され、視認性が向上しました。さらに、写真下部には常時表示されるアクションメニューが追加され、「お気に入り」「共有」「削除」の操作がワンタップで行えるようになっています。
この新しいCapture ViewはGalaxy Z Fold 7の目玉機能のひとつですが、Z Fold 4、Z Fold 5、Z Fold 6でも、One UI 8へのアップデート後に利用できるようになる見通しです。
AI写真編集「Generative Edit」にサイドバイサイド表示が追加
AIを活用して写真内のオブジェクトを移動・拡大縮小・削除できる「Generative Edit」も、Z Fold 7でさらに強化されました。One UI 8では編集アルゴリズムの最適化に加え、写真内の不要なオブジェクトを自動提案してくれる「Suggest Erases」機能も追加されています。

そしてZ Foldシリーズ限定の新機能が「サイドバイサイド編集モード」です。このモードを使えば、元画像とAIによる編集後の画像を横に並べて比較でき、ズームインして細かい違いまで確認することも可能です。

この機能は、Z Fold 7の内側ディスプレイでGenerative Editを使用中に「オリジナルを表示」ボタンをタップすることで簡単にアクセスできます。編集前後の比較が一目でできるため、AIがどれだけ自然に処理しているかを直感的に把握できます。
折りたたみスマホならではの価値をさらに強調
Galaxy Z Fold 7は、One UI 8を通じてフォルダブルデバイスとしての強みを存分に発揮しています。特に「サイドバイサイド編集」は広い画面を活用した、まさにZ Foldならではの体験です。他のGalaxyシリーズには搭載されない限定機能という点でも、Z Fold 7の魅力を一層引き立てています。
今後、One UI 8が他のGalaxy端末に順次提供されていく中で、Z Foldシリーズだけが手にできる特別な編集体験は、フォルダブル端末の価値を再認識させるものになるかもしれません。写真や動画にこだわるユーザーにとって、Z Fold 7はただの高性能スマホ以上の存在と言えるでしょう。