先日発売されたサムスンの主力最新ミッドレンジモデル「Galaxy A55」。
そして7月に発売予定のソニーの新型ミッドレンジ「Xperia 10 VI」。
GalaxyA5xシリーズとXperia 10シリーズは発売時期が近いことから、これまでもライバル機種という位置づけとなっています。
一方、今回のGalaxy A55はExynos 1480を搭載し、その性能は前モデルに搭載のExynos 1380からは大きく向上。
ただ、Xperia 10 VIも2年ぶりにチップセットが載せ替えられ、Snapdragon 6 Gen1搭載に。
というわけで今回は両モデルのベンチマーク上での性能比較をしてみたいと思います。
Xpeira 10 VI vs Galaxy A55のベンチマーク性能比較
いずれもまだ測定結果のサンプル数が少ないので誤差が大き目の可能性はありますが、Galaxy A55のベンチマークスコアはシングルコアで1100ポイント台後半、マルチコアで3400ポイント前後。
一方、Xperia 10 VIのスコアはシングルコアが950前後、マルチコアが2800ポイント程度になっています。
つまり、Galaxy A55のベンチマーク上の性能はXperia 10 VIと比べて2割程度上、ということになり、これは大雑把に言うと1世代分のチップセットの性能差に値します。
さらにゲームなどで重要となるグラフィック処理性能(GPU)のベンチマーク、Geekbench Compute 6.0の結果は:
GPUベンチマークにおけるGalaxy A55のベンチマークスコアはXperia 10 VIの約3倍。
ベンチマークスコアは「机上の性能」とも言われ、必ずしも実使用での性能を反映しないともいわれてはいますが、さすがに3倍の差は実使用でも性能差を感じるレベルだと思われます。
Galaxy A55とXperia 10 VIの性能差 & 価格差について
ちなみにGalaxy A55のドコモ版の端末本体価格は70,840円。
一方のXperia 10 VI価格は未発表ですが、海外では大半の国・地域で据え置きとなっています。
ただ、1年前からの円安の進行などを考慮すると、国内版10 VIは前モデル(79800円)からの価格据え置きはあったとしても、A55と同価格帯にするために約1万円も値下げされる可能性は皆無と言ってよいと思います。
よって、Xperia 10 VIの価格がGalaxy A55よりも高くなることはほぼ確実で、それで性能差はCPUで2割、GPUで約3倍。
この価格差と性能差というのはかなりXperia 10 VIに分が悪いといったところです。
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