Nothing Phone 3の分解動画が公開──個性的な見た目とは裏腹に、意外とスムーズな内部構造

2025年上半期に登場したスマートフォンの中でも、ひときわ異彩を放っているのが「Nothing Phone 3」です。透明感のある背面パネルに、独特なLED演出「Glyph Interface」を備えたこの端末は、登場当初からその見た目のインパクトで賛否を巻き起こしてきました。

そんなNothing Phone 3の内部構造と耐久性に迫る分解動画を、人気テック系YouTuberのJerryRigEverythingが公開。実機を使った詳細な分解と耐久テストを通じて、見た目の奇抜さとは裏腹に、意外にも整った構造が明らかになっています。


ゴリラガラス採用も、傷には注意

まずはおなじみのスクラッチテストから。Nothing Phone 3は、Corningの「Gorilla Glass 7i」を採用しており、モース硬度5以下の物質では傷がつきにくいという標準的な耐性を備えています。ただし、やや傷が入りやすい印象もあるため、鍵やコインとの接触には注意が必要です。

側面のアルミフレームは見た目に傷がつきやすいものの、剛性は高く、手で無理に曲げようとしてもフレームがしっかり耐える強度を持っています。


背面パネルの取り外しは一手間、でも中はシンプル

最大の注目ポイントである背面のデザイン部分。カメラリングやGlyph Matrix(LEDインターフェース)など、個性的な要素が詰め込まれていますが、内部の構造は思いのほか整理されており、分解自体は比較的スムーズに進行したとのことです。

背面のガラスパネルを取り外すには多少のコツが必要ですが、それを乗り越えれば、Glyph Matrixや内部モジュールへのアクセスは良好。意外にもメンテナンス性の高い設計になっていることが確認されました。


気になるUSB仕様や修理性にも言及

動画では、Nothingが採用したUSBポートの仕様についても触れられていますが、これは意見が分かれるポイントかもしれません。また、バッテリーやディスプレイなど主要コンポーネントへのアクセス性も悪くなく、DIYでのバッテリー交換や修理にチャレンジしたいユーザーにも一定の配慮が感じられます。


洗練されたデザインと内部構造が見事に両立しているNothing Phone 3は、見た目重視のガジェットと思われがちですが、実際は意外にも堅実なエンジニアリングがなされていることが今回の分解で明らかになりました。デザインと実用性、そのどちらも妥協したくない人にとっては、選択肢として注目すべき一台といえるかもしれません。

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Nothing/CMF Phone
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