
ソニーがXperia 1 VIの電源周りの不具合に関して原因を特定。そして対象となる端末に対しては無償での交換対応をすると発表しました。ソニーは公式サイト上に交換対象端末かどうかを判定するためのページを設けています。
しかし今回、この交換対象端末の判定を行うためのプログラムにも不具合があったことを告知しています。
Xperia 1 VIIの交換対象確認プログラムに判定ミスの可能性

ソニーによると、2025年7月16日15時から20時の間に判定プログラムを利用した場合、一部で誤った結果が表示された可能性があるとのことです。この時間帯に確認を行ったユーザーに対しては、再度のチェックを呼びかけています。
なお、現時点では交換対象のものが非交換対象と判定されるミス(いわゆる偽陰性)があったのか、その逆(いわゆる擬陽性)、あるいはどちらの誤判定の可能性があるのかは不明です。ただ、いずれにしても、再度チェックをした方がよさそうです。
不具合の連鎖にユーザーの不信感も
今回の確認プログラムの不具合は、すでに修正済みとはいえ、そもそもの発端であるXperia 1 VIIの「文鎮化」問題は、フラッグシップモデルとして異例の販売停止にまで発展した深刻なトラブルです。
その対応の過程でもこうした不備が続いてしまうのは、企業としての信頼性にも関わる事態といえるでしょう。モバイル事業の縮小がささやかれる中であっても、既存ユーザーへのサポート体制は今後のブランド価値に直結する重要なポイントです。
ソニーには、これ以上ユーザーを混乱させないよう、迅速かつ正確な対応を徹底することが求められています。