先日、Googleが突然の「部分発表」をした新型Pixel、Pixel 6およびPixel 6 Pro。
このPixel 6シリーズの現時点で判明している特徴、と言えば何といってもGoogle初の自社製チップ「Tensor」の搭載です。
一方、このTensorチップについてはまだ不明なことも多く、その性能についても具体的なことはほとんどわかっていません。
そんな中、このTensorチップの性能の目安にもなる興味深い新情報がでてきました。
オランダのメディア、GalaxyClubが伝えたもので、これによると、かなり以前よりサムスン製チップ「Exynos-9855」というコード名のチップが発見されており、今回、同チップには「Whitechapel」という別のコード名も付けられていることが判明。
「Whitechapel」と言えば、春くらいよりGoogleの自社製チップのコード名としても知られており、このことからExynos-9855=Whitechapel=Tensorという等式が成り立つ、とのこと。
一方、サムスンの次世代チップ、Exynos 2200のコード名/型番は「Exynos-9925」となるようで、そうなると、この「Exynos-9855」は今年のGalaxy S21シリーズに搭載されているExynos 2100(Exynos-9840)とExynos 2200(Exynos-9925)の中間に位置するチップ、ということになります。
また、チップ性能は基本的には型番と比例するとの、このセオリーからすると性能的にもこの「Tensor」チップはこれら二つのチップの間くらいになる、ということに。
Pixel 6/6 Proの性能はSD888以上!?
なお、Exynos 2100の性能はベンチマークスコアを見る限り同世代のSnapdragon 888よりわずかに少し劣るくらい(GPU性能ではExynos 2100の方が高いとの評価も)。
よって、このTensorチップの性能はSnapdragonチップで言うとSnapdragon 888と同等かそれ以上、ということになります。
Pixel 6シリーズについてはGoogle幹部へのインタビュー内容から価格が「プレミアム」になるという発言が報じられています。
ただ、SD888かそれ以上の性能のハイエンドモデルであれば、それも無理はないような気がします。
なお、このGoogleの「自社製チップ」がサムスン製となることについてはまだ公式な情報があるわけではありませんが、各方面からのリーク情報から総合的に判断してほぼ確実と言って良さそうです。
ソース:Galaxy Club
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