本日シャオミが正式発表した最新Redmiモデル、Redmi Note 10 JE XIG02。
当サイトでのRedmi Note 10sが発表される、という予想は見事に外れました。(期待をされていた方、申し訳ありませんでした。)
ただ、技適を通過済みの「M2101K6R」がRedmi Note 10sであることは枚がいなさそうなので、同モデルが今後日本でリリースされる可能性はかなり高いと思われます。
さて、気を取り直してこのRedmi Note 10 JEについて。
このモデル、外観としてはすでに海外で展開されているRedmi Note 10と全く同じで、すが、特徴としては:
- Xiaomiとしては初のSnapdragon 480を搭載
- 同社のミッドレンジ/エントリーとしてはおそらく初?となる防水防塵、IP68レーティング
- おサイフ(Felica)対応
つまり、多くの国内ユーザーが必須としている条件を満たしているミッドレンジ、ということで、かなり人気が出そうな機種です。
ただ、やはり気になるのはその性能。
Redmi Note 10 JEとライバル機種の性能比較
同モデルに搭載のSnapdragon 480はクアルコムのSnapdragon 400番台としては初の5G対応チップで、国内で同モデルを搭載するもでるはまだOPPO A54 5Gしかありません。
というわけで今回はこのSnapdragon 480搭載のRedemi Note 10 JEが同世代のミッドレンジモデルと比較してどの程度の性能なのか、という点を見てみたいと思います。
このRedmi Note 10 JE、ライバル機種として購入時に検討される他機種はおそらくSnapdragon 690を搭載のXperia 10 IIIやAQUOS sense5Gではないでしょうか。
というわけで、ここではNANOREVIEW.NET上のCPU比較データを参考にして、SD480とSD690のAntutuおよびGeekbenchのベンチマークスコア比較をしてみました。
SD480 | SD690 | |
Antutu 8 合計 | 265182 | 286647 |
Antutu 8 CPU | 96013 | 106188 |
Antutu 8 GPU | 84253 | 62482 |
GeekBench 5 シングルコア | 515 | 616 |
GeekBench 5 マルチコア | 1682 | 1865 |
SD400番台とSD600番台の比較なので総合スコアでSD690がSD480をわ回るのは当たり前ですが、意外と差は大きくない、という印象です。
また、興味深いのはAntutuのGPUスコアで格下のSD480の方がかなりスコアが上、という点。
両チップのスペックを比べる限り、SD480のGPU性能がSD690を上回る要素は見られないので、ひょっとすると計測値がたまたまよかった、という可能性もあります。
一方、実際のGeekbenchでSD480搭載のNokia X10とドコモ版Xperia 10 IIIのスコアを比べてみたところ:
Nokia X10 (SD480)↓
Xperia 10 III (SD690)↓
SD480は安定して1600ポイント台なのに対し、SD690は1500~1700ポイントと結構ブレが大きい印象です。
いずれにせよ、このSD480とSD690、ティアの異なるチップにしては性能差は意外とない、という感じです。
ただ、SD690は昨年後半にリリースされたチップ、そしてSD480は今年前半にリリースされた最新チップなので、その時間差を考慮するとこの「性能差の小ささ」も納得できるような気もします。
なお、このRedmi Note 10 JEのauでの一括価格は28,765円で一方のXperia 10 IIIは53,985円、AQUOS sense5Gは39,890円です。
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