ソニーの既存最新ミッドレンジモデル、Xperia 10 III。
国内ではドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル、そして複数のMVNOからSIMフリーモデルが展開されています。
このXperia 10 IV、発表・発売当初はスペックのわりに高い、といったネガティブな声も聞かれましたが、唯一のSnapdragon 695搭載の純国内メーカー製という強みもあるのでしょうか。いまだに売れ筋の機種としてそこそこの人気をキープしているという印象です。
そんなXperia 10 IVですが、今回は他のSD695搭載のライバル機種、特にコスパで優れていると言われている中国メーカーの機種とベンチマーク性能を比較してみました。
今回Xperia 10 IVとの比較対象としたのシャオミのRedmi Note 11 Pro 5G:
Xperia 10 IV (ドコモ版SO-52C)のGeekbenchベンチマークスコア↓
Redmi Note 11 Pro 5GのGeekbenchベンチマークスコア↓
ざっと見比べただけでも、Redmi Note 11 Pro 5Gのマルチコアスコアは2000ポイントを超えるものが複数あるのが分かります。
一方のXperia 10 IVのスコアは1800ポイント台を中心としており、2000ポイント超えのスコアは皆無です。
実際に期近50回分の測定値の平均を取ると:
Xperia 10 IV | Redmi Note 11 Pro 5G | |
シングルコア平均 | 659 | 667 |
マルチコア平均 | 1824 | 1913 |
シングルコアのスコア差は微々たるものですが、マルチコアでは5%ほどの統計的に優位な差が出ています。
5%のベンチマークスコアが実使用での体感速度などに与える影響はそれほどでもないと思いますが、それでもやはりベンチマーク上の性能ではXperia 10 IVは中華勢には一歩及ばず、といったところでしょうか。
ソース:Geekbench
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