Googleが今夏にも発表すると見られている次世代スマートウォッチ「Pixel Watch 4」では、バッテリー容量のわずかな増加が明らかになりました。ただし、プロセッサや設計の刷新は見込まれておらず、前モデルからの劇的な進化は期待しづらい状況です。
わずかに増量されたバッテリー容量
今回のPixel Watch 4では、サイズ別に以下のようなバッテリー容量の向上が見込まれています。
- 41mmモデル：Pixel Watch 3の307mAhから327mAhへ（約7%増）
- 45mmモデル：Pixel Watch 3の420mAhから459mAhへ（約9%増）
この変更により、バッテリー持続時間の改善がわずかに期待されますが、劇的な変化はなさそうです。なお、充電速度の向上も予想されていますが、現時点では具体的な数値は不明です。
チップセットは据え置き、SoCの変更はなし
Pixel Watch 4は、引き続きSnapdragon W5 Gen 1を搭載すると見られています。このチップはすでにPixel Watch 2および3でも使用されていたもので、より省電力な新型チップへの切り替えはなさそうです。つまり、バッテリー容量の増加がそのまま駆動時間の延長に直結するわけではなく、効果は限定的と見るべきでしょう。
外観や構成に大きな変化なし？
Pixel Watch 4のサイズ展開は前モデル同様に41mmと45mmの2種類になると見られており、外観上も大きな変化はなさそうです。近年のGoogleのPixel Watchシリーズは、デザイン面では保守的なアップデートが続いており、今回も例外ではない模様です。
なお、Pixel Watch 3でも新たに45mmモデルが登場した以外には、デザインや機能面での大きな革新は見られませんでした。それでも一定の評価を受けており、今回のPixel Watch 4も「堅実な進化」にとどまる可能性が高いと見られています。
Pixel Watch 4に関しては、「目新しさ」に欠ける印象がある一方で、現実的な改善にとどめた安定感のあるモデルとも言えそうです。バッテリーのわずかな増量や充電速度の改善によって、日常使いでのストレス軽減にはつながるかもしれません。目立った進化こそないものの、Pixel Watchシリーズの完成度の高さを踏まえると、今回も堅実な選択肢として注目を集める可能性はありそうです。
