Pixel 6aに「バッテリー制限アップデート」が強制適用、国内外で電池持ち大幅悪化の報告相次ぐ

Googleは7月8日、Pixel 6aに対して重要なソフトウェアアップデートの配信を開始しました。このアップデートは、一部の端末に搭載されているバッテリーの安全性に関する懸念から導入されたもので、該当する端末ではバッテリー寿命や充電速度に明らかな制限が加えられています。


充電回数400回以上で性能制限、発火リスクへの対策か

このアップデートの対象となるのは、累積充電回数が400回を超えたPixel 6aで、かつGoogleが問題のあるバッテリーと判断した個体です。該当する端末では、最大充電容量が80%に制限されたり、充電速度が著しく低下する仕様が導入されました。これらはあくまで予防措置とされており、一部では過去にPixel 6aのバッテリーが発火したという報告も存在します。

なお、Googleはこの制限により「バッテリー交換を推奨」とするメッセージをバッテリー情報ページ上に表示させるようになっています。


海外フォーラムでは「数時間しか持たない」報告も

Google公式フォーラムやRedditには、アップデート適用後のPixel 6aユーザーから多くの報告が寄せられており、「数時間でバッテリーが尽きる」「そもそも充電できない」「充電しても80%で止まってしまう」など、使用上の支障を訴える声が後を絶ちません。

ただし、Pixel 4aで同様の制限が導入された際と比べると、今回は対象となる個体数が少なく、Googleの対応もある程度スムーズであるという評価も見られます。


日本国内でも不満と困惑の声広がる

X(旧Twitter)上でも、日本のユーザーから悲鳴に近い投稿がいくつも確認されています。


Google、交換対応や割引クレジットも案内中

現在Googleでは、対象のPixel 6aユーザーに対して、バッテリーの無償交換や、Googleストアでの新端末購入に使えるストアクレジット(もしくは現金クレジット)などの対応を用意しています。

Pixel 6aを今も日常的に使っているユーザーにとって、このアップデートは痛手となるものの、安全性確保を優先するGoogleの判断でもあります。今後のサポート体制の拡充や、より早い交換対応が求められるでしょう。

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