ソニーモバイルの新型Xperia 1 IV。
国内でも発売直後から「発熱がすごい」という報告が複数見られ、これについては当サイトでも以前お伝えしたばかり。
一部で使用開始後しばらくしたら発熱が収まってきた、という報告があるものの、やはりそれでもかなりの数の発熱と、それに起因すると思われるスロットリングや機能制限といった発熱による「実害」の報告が上がっています。
また、欧州などではXperia 1 IVが日本より少し遅れ気味でリリースされ、ここ数日でRedditなどを中心に発熱報告を訴えるスレッドが乱立しつつあります。
そんな中、そのReddit上でこのXperia 1 IVの発熱、およびそれによる機能制限やスロットリングに関するアンケートが行われていました。
約7割のXperia 1 IVユーザーが発熱による機能制限などを報告
まだ途中経過で回答者数も少ないので、統計的な誤差は大きいとは思いますが、それでも45%のユーザーが「通常のカメラ使用で端末が熱くなり、機能がスロットリング/制限されると回答」。
さらに24%のユーザーが「端末が常に熱く、常にスロットルされている」と報告をしています。
つまり、全体の7割近くのXperia 1 IVユーザーが単に発熱する、というだけでなく、それによる何らかの機能制限や不便を経験している、ということになります。
ちなみに、おそらくどんな機種であっても、特に夏場などに4K動画を長時間撮影すれば、どこかの時点で発熱警告が出て、しばらくするとアプリが終了したり、撮影が強制停止したり、といったことは起きます。
ただ、これも結局は程度の問題で、このXperia 1 IVでは30FPS程度のFHD動画撮影や、場合によっては通常の写真撮影ですら発熱によりカメラアプリが使用できなくなるケースが多発している模様。
「発熱する」「熱くなる」というのは主観的な部分も大きいので、一概にこれだけで「問題」とすることはできませんが、発熱が原因でこれだけの「実害」があるとなると少し話は別。
これだと、写真に収めたい瞬間にカメラが使えないという問題も頻発することとなり、さすがにそれだと基本的なスマホカメラの機能すら果たしていない、ということになります。
また、国内でライバル機種と目されるGalaxy S22シリーズでも発熱問題の報告がないわけではありませんが、最初からスロットリングが効いているためか、実使用でカメラが発熱で使用不可になる、といった報告は圧倒的に少ないのも事実です。
海外有名リーカーによると、ソニーもこの熱制御アップデートのためにフィードバックを収集中、とのことですが、これからどんどん暑くなる夏。早めに対処をして欲しいところです。
ソース:Reddit
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