ドコモ、au、ソフトバンクが2022年夏モデルとして取り扱うソニーの最新モデル、Xpera 1 IV。
先週金曜の発売から週末をはさみ、発売前に予約した方の大半はすでに手元に届いたという印象です。
そんなXperia 1 IV、発売前の有力メディアのレビューでは「温度制御のためのスロットリングによる性能低下が目立つものの、発熱は押さえられている」という報告が目立ちました。
ところがこの新型Xperia、実際に購入したユーザーからはTwitterを中心にかなりの数の発熱問題報告が上がっていることが判明しました。
また、価格.comには本記事執筆時点で5件のレビューが掲載されているのですが、そのうちの3件が発熱問題を訴えているのも気になるところ。
Galaxy S22シリーズと比べても報告が多いような…
ただ、これは販売台数とも比例するので、一概に判断することはできません。
一方で、Youtubeなどでの動画閲覧といった比較的負荷の少ない動作での発熱報告が目立つのは気になるところで、私の環境でも、特に5G通信+120Hz表示だと、かなりの速さで端末温度が上昇し、早々に強制的に60Hzにリフレッシュレートが下げられてしまいます。
発熱の見極めと「少し様子見」が賢明かも
一方、まだ発売直後という事もあり、Xperia 1 IV=発熱が酷い、といった烙印を押すのはまだ時期尚早。
というのも「発熱が…」という報告は昨年のXperia 1 IIIでも発売直後にかなり多く見られ、同モデルの発熱問題は何度かのアップデート提供を経て徐々に改善されていったとも言われています。
また、機種を問わず、購入直後のスマホはバックグラウンドでのアプリアップデートや最適化などでしばらくの間、発熱が続くというのは良くあることです。
さらに、持っていて熱を感じるということはボディ表面を通した排熱がしっかりできている証拠、という見方もできるので、発熱は必ずしもネガティブな事象とは限りません。
ただ、明らかな「過度な発熱」が長期間続く、というのはやはり何らかの問題がある場合が多く、アップデートでもこれが徐々にでも改善に向かわない、というのは注意信号。
よって、とりあえずはこの現在の発熱報告が一過性のものなのか、数週間後も続いているのか、という見極めが重要で、よほど急ぎでない限りはもう少し全貌が見えてくるまでは「様子見」が賢明かもしれません。
追記:一足先にリリースされている香港・台湾版のXperia 1 IVではすでに1度目のファームウェアアップデートが提供済み。このアップデートでは温度制御関連の内容が含まれている、とのことなので、ひょっとするとこれらのXperia 1 IVではかなり発熱問題は解消しているかもしれません。
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