
2025年のスマートフォン市場では、Googleの「Pixel」シリーズと新興ブランドのNothingが、他社を大きく上回る成長率を記録し注目を集めました。市場調査会社Counterpoint Researchの速報データによると、両社はトップ5ブランド外でありながら、前年比で大幅な出荷増を達成しています。
PixelとNothingが突出した成長率を記録
2025年における前年比成長率は、Nothingが31%、Googleが25%と、市場全体の中でも際立った伸びとなりました。特にPixelは、プレミアムモデルとミッドレンジのバランスが評価され、日本やインド、東南アジアなど複数の地域で着実に存在感を拡大しています。Nothingも独自デザインとブランド戦略が支持され、若年層を中心に販売を伸ばしました。
大手メーカーが安定推移する中での躍進
一方、AppleやSamsungといった大手メーカーは引き続き市場の中心的存在ではあるものの、成長率という点ではPixelやNothingほどの勢いは見られませんでした。Appleはシェア首位を維持し、Samsungも安定した出荷を続けていますが、市場の注目は高成長を遂げたブランドへと移りつつあります。
新興ブランドが示す市場の変化
PixelとNothingの成長は、必ずしも価格競争力だけによるものではなく、製品コンセプトやソフトウェア体験、ブランドイメージが重視される傾向を示しています。特にPixelはGoogle純正のAI機能や長期アップデートが評価され、Nothingはデザイン性と独自性で差別化を図っています。
2026年は部品価格の上昇などで市場環境が厳しくなる見通しですが、明確な個性を打ち出すブランドにとっては、引き続き成長の余地がありそうです。PixelとNothingがこの勢いを維持できるか、次の動きに注目が集まります。


