
Xiaomiは、Android 16をベースとした最新OS「HyperOS 3」の配信を引き続き拡大しています。年内の展開を目指す同社の方針のもと、新たに複数のスマートフォンおよびタブレットで安定版アップデートの提供が始まりました。今回の対象には、RedmiやPOCOの人気ミドルレンジ機種に加え、Xiaomiブランドのタブレットも含まれています。
新たにHyperOS 3が配信された対応機種一覧
今回のアップデートでは、Xiaomi、Redmi、POCOの3ブランドから合計12機種が新たにHyperOS 3の対象となりました。2023年後半から2024年にかけて発売されたモデルが中心で、比較的新しい端末が多く含まれています。
確認されている対応機種は以下の通りです。
- Redmi K60
- Redmi K60 Pro
- Redmi K60 Ultra
- Redmi Turbo 3
- Redmi Note 15
- Redmi Note 14 5G
- Redmi Note 13 Pro
- Redmi Note 13 5G
- Redmi Note 13R Pro
- Redmi Note 13R
- POCO M6 Pro
- Xiaomi Pad 6 Pro
- Xiaomi Pad 6 Max 14
Redmi K60シリーズやRedmi Note 13シリーズといった主力モデルに加え、POCO M6 ProやXiaomi Pad 6 Proなども対象となっており、幅広いユーザーが最新OSを利用できる状況になっています。
HyperOS 3で何が変わるのか

HyperOS 3では、Android 16を基盤としつつ、操作性や機能性を大きく向上させるさまざまな新要素が導入されています。主なポイントは次の通りです。
- 画面上に情報を表示するフローティングUI「HyperIsland」の搭載
- ロック画面や通知周りのデザイン刷新とアニメーションの改善
- 写真編集や文章生成などに対応した生成AI機能
- 対応するタブレットやPCとのアプリミラーリング機能
- ホーム画面の整理されたレイアウトとウィジェット操作の向上
日常的な操作の快適さに加え、複数デバイスをまたいだ使い勝手の向上も大きな特徴となっています。
配信地域と今後の展開について
現時点では、今回のHyperOS 3安定版アップデートは主に中国向けモデルから配信が始まっています。グローバル版についても順次提供される見込みで、早ければ2026年初頭から段階的に展開されるとみられています。
対象端末をお使いの場合は、「設定」から「デバイス情報」→「システムアップデート」を確認することで、配信状況をチェックできます。なお、HyperOS 2を利用している場合は、事前に最新の小規模アップデートを適用しておくことで、よりスムーズに移行できる可能性があります。
最近では、HyperOSに関する複数の不具合修正や、Redmi Note 14で報告されていたカメラやバッテリーの問題への対応も進められています。さらに、サポート終了間近とされていたXiaomi Mi 11にも安定性向上を目的としたアップデートが配信され、一部HyperOS 3の機能が追加されるなど、同社のソフトウェア更新への積極姿勢がうかがえます。


