
シャープは2026年2月13日、同社スマートフォン「AQUOS」シリーズの一部端末において、日本国内で緊急通報ができなくなる不具合が確認されたと発表しました。対象は米国通信事業者のT-MobileおよびVerizon系のSIM(eSIMを含む)を使用したことがある端末です。
今回の問題で特に深刻なのは、対象機種の範囲が非常に広い点です。AQUOSの最近の主要モデルの“ほぼ全機種”が含まれており、現行ラインアップの大半が影響を受ける可能性があります。
海外SIM使用後、日本国内で緊急通報が不可に

発表によると、T-MobileまたはVerizon系のSIMを使用した後、日本国内において「緊急通報」ができなくなる事象が確認されました。緊急通報は命や安全に直結する重要機能であり、利用条件が限定的とはいえ、影響は極めて重大です。

対象となるのは、Android 14/15/16を搭載する以下のAQUOSシリーズです。
対象はRシリーズからsenseシリーズまで広範囲
NTTドコモ向け
- AQUOS R7/R8 pro/R8/R9 pro/R9/R10
- AQUOS sense7/sense8/sense9/sense10
ソフトバンク/Y!mobile向け
- AQUOS R7/R8 pro/R9 pro/R9/R10
- AQUOS sense7 plus/sense9/sense10
- Leitz Phone2/Leitz Phone3
au/UQ mobile向け
- AQUOS sense7/sense8/sense9/sense10
楽天モバイル向け
- AQUOS R10/sense7/sense8/sense9/sense10
J:COM向け
- AQUOS sense8/sense9/sense10
MVNO向け
- AQUOS R8 pro/R8/R9 pro/R9/R10
- AQUOS sense7/sense8/sense9/sense10
フラッグシップのRシリーズからミドルレンジのsenseシリーズまで幅広く含まれており、事実上、ここ数世代のAQUOS主要機種の大半が対象となっています。
なお、該当する米国SIMを使用したことがない場合は、現時点で不具合の影響はないとされています。
「エモパー」最新版への更新で修正
シャープは対策として、同社アプリ「エモパー」の最新バージョン(13.2.17)を配信しています。
Google Playストアからエモパーを最新版へ更新し、更新後にアプリを起動することで不具合が解消されるとしています。
海外渡航時に現地SIMを利用した人や、今後利用予定のあるユーザーは、該当機種かどうかを確認したうえで、速やかなアップデートが強く推奨されます。
専用問い合わせ窓口も設置
本件については専用窓口も設けられています。
シャープ データ通信サポートセンター(緊急通報ができない案件専用)
受付時間:午前10時~午後5時(12月31日、1月1日を除く)
TEL:050-5846-5418
TEL:0120-222-903(通話料無料)
緊急通報が利用できない可能性があるという事象は、スマートフォンの不具合としては最も深刻な部類に入ります。しかも今回は、最近のほぼ全機種に及ぶ広範囲な影響が想定される点も見逃せません。対象ユーザーは早急に確認と対策を行うことが重要です。

