
Xiaomi傘下のRedmiは、中国市場向けに新型スマートフォン「Redmi K90」シリーズを10月23日に発表します。すでに上位モデル「Redmi K90 Pro Max」のデザインが明らかになっていましたが、今回、標準モデルとなるK90の外観と主要スペックの一部が公式に公開されました。
より洗練されたデザインと新しいカラーバリエーション


Redmiは中国のSNS「Weibo」にK90のプロモーション画像を投稿し、複数のカラーオプションを披露しました。背面には角張った長方形のカメラモジュールを採用しており、全体的なデザインは2023年のRedmi K70に近い印象です。メタルフレームの採用により質感が向上しており、ミッドレンジクラスながら上位モデルに匹敵する仕上がりになっています。
ディスプレイはわずかに小型化、音響はBoseが監修
K90は6.59インチのディスプレイを搭載し、画面占有率は94%に達すると発表されています。前モデルのK80が6.67インチだったことを考えると、ややコンパクトになった印象です。
さらに注目すべきは、オーディオチューニングをBoseが手掛けている点です。Redmiとしては初の試みであり、サウンド面での進化にも期待が高まります。
大容量バッテリーと新型チップセットを搭載か
公式情報では明らかにされていませんが、これまでのリークによると、K90には7,000mAhという大型バッテリーが搭載される可能性があるとのこと。また、Snapdragon 8 Eliteチップを採用するとの噂もあり、同クラスのOnePlus Ace 6と競合するスペックが予想されます。
カメラ構成はトリプルレンズ仕様で、望遠レンズが追加される見込みです。これはK80にはなかったアップグレード要素となります。
グローバル市場では「Poco F8 Pro」として登場へ
Redmi Kシリーズは、これまでも海外市場で「Poco」ブランドとして展開されてきました。たとえばRedmi K80は「Poco F7 Pro」としてグローバル展開された実績があります。そのため、今回のRedmi K90も「Poco F8 Pro」として発売される可能性が高いとみられています。
Redmi K90は、より洗練されたデザイン、改良されたディスプレイ、そしてBose監修によるサウンドといった新要素を備えた1台として登場します。上位モデルK90 Pro Maxとの差別化を保ちながらも、日常使いに十分な性能と高級感を両立したミッドレンジモデルとなりそうです。