
ソニーの最新ミッドレンジモデル「Xperia 10 VII」が発表されて以降、ユーザーの反応が気になるところですが、GSMArenaが実施したアンケートによると、この機種はソニーファンから非常に強い支持を受けていることが明らかになりました。
ソニーらしさが光るデザインと機能
Xperia 10 VIIは、長方形に近い独自のディスプレイデザインに加え、3.5mmイヤホンジャックやmicroSDカードスロットを備えています。いずれも他社の同価格帯モデルではほとんど見られない仕様であり、「ソニーらしさ」を求めるユーザーにとっては大きな魅力となっています。
価格への懸念はあるものの支持が圧倒的
今回のアンケート結果によると、実に半数近くのユーザーがXperia 10 VIIを「欲しい」と回答。これは過去のソニーのミッドレンジではほとんど見られなかった傾向です。

価格の高さを指摘する声はあったものの、アンケート結果は「欲しい」と回答したユーザーが「高すぎて買わない」と答えた層を5対1で上回りました。価格設定がソニー製品らしく強気であるにもかかわらず、ファン層からの支持は揺るぎないようです。
ハードウェアに対する要望も
一方で、ハード面に関してはいくつかの不満も見られました。
- Snapdragon 7シリーズではなくSnapdragon 6 Gen 3を採用している点
- Xperia 10 Vで搭載されていた望遠カメラが廃止された点
- Xperia 10 IIIで対応していたUSB 3ポートによる映像出力機能が見送られた点
これらの点については改善を望む声が寄せられましたが、それでも他社の同価格帯モデルと比べ、ストレージ拡張やイヤホンジャックといった利便性で優位に立っていると評価されています。
強固なファンベースと今後の課題
アンケート結果からは、Xperia 10シリーズに根強いファンベースが存在することが改めて示されました。さらに、一部ではフラッグシップモデル「Xperia 1 VII」の愛好者からの参加もあり、ソニーのスマートフォンに対するブランドへの信頼がうかがえます。
ただし課題として、販売地域の限られた展開が指摘されています。もしソニーがより多くの市場で積極的に販売を行えば、このシリーズの人気はさらに広がる可能性が高いと見られます。