「Xperia Play 2」ことAYANEO初のゲーミングスマホ 165Hz有機EL搭載で2026年登場へ

スライド式コントローラーを備えた往年の名機「Xperia Play」を思い起こさせるスマートフォンが登場します。中国AYANEOが開発中の「AYANEO Pocket PLAY」は、現代的なデザインと最新スペックを融合させた、本格派ゲーミングスマートフォンとして注目を集めています。

eスポーツ級とされる165Hz有機ELディスプレイを採用

AYANEO Pocket PLAYには、6.8インチ・解像度2400×1080の有機ELディスプレイが搭載されます。リフレッシュレートは165Hzとされ、同社はこれを「eスポーツグレード」と表現しています。

2011年に発売されたXperia Playのディスプレイと比べると、サイズは50%以上大型化し、解像度は約3倍。映像表現や操作レスポンスの面で、大きな進化を遂げていることが分かります。

ゲーム体験を優先したフロントデザイン

本機は、パンチホールや画面内カメラを採用せず、フロントカメラをベゼル内に配置しています。これにより、ゲームプレイ中に視界を遮る要素を排除し、没入感を重視した設計となっています。

背面にはデュアルカメラを搭載していますが、AYANEO自身も「Pocket PLAYにおいて写真撮影は主目的ではない」としており、あくまで最低限の品質を確保する位置づけのようです。

アクティブ冷却とハイエンドSoCを想定

詳細なチップセットは明らかにされていませんが、Snapdragon 8 Eliteクラスの最新SoCを想定していると見られます。また、アクティブ冷却機構を搭載することも明らかになっており、高負荷が続く3Dゲームでも安定したパフォーマンスを維持できる設計となっています。

約15年ぶりとなるスライド式コントローラースマホ

Pocket PLAY最大の特徴は、やはりスライド式コントローラーです。画面をスライドさせると、Dパッド、フェイスボタン、ショルダーボタンに加え、2基のタッチパッドが現れます。

これらのタッチパッドは、L3・R3入力にも対応する「デュアルインテリジェントタッチパッド」とされ、Xperia Playの思想を現代的に再構築した仕様と言えそうです。スライド式コントローラーを備えたフルスマートフォンは、実に約15年ぶりの登場となります。

Kickstarterでの投入を予定、発売は2026年初頭か

AYANEO Pocket PLAYは、近日中にKickstarterでクラウドファンディングが開始される予定です。これまでIndiegogoを中心に展開してきたAYANEOが、Kickstarterを採用するのは今回が初となります。

なお、同社は過去に出荷が予定より遅れるケースもあったため、早期支援を検討する場合はある程度の余裕を持って構える必要がありそうです。正式な価格や全仕様は未発表ですが、発売時期は2026年初頭が見込まれています。

Xperia Playの系譜を現代に蘇らせる存在として、ゲーマーだけでなく往年のソニーファンからも注目を集めそうな一台です。今後の追加情報にも期待したいところです。

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