
当サイトは、X(旧Twitter)上にて、前モデルがXperiaで、現在は異なるブランドのスマートフォンを使用しているユーザーを対象としたアンケートを実施しました。今回は、その結果から見えてきたXperiaユーザーの買い替え動向についてご紹介します。
最多はPixel、Xperiaからの乗り換え先として存在感
アンケートの結果、最も多かった買い替え先はGoogle Pixel(26.5%)でした。機種単位で見ても、Xperiaからの乗り換え先としてPixelが最多となっています。

Xperiaユーザーは比較的コアなファン層が多く、「できればソニー製を使い続けたい」というこだわりを持つ人が多い印象があります。その一方で、特定の他メーカーに対しては心理的な抵抗を感じるケースも少なくありません。
しかし、Google Pixelに関しては、ソニーファンに限らずAndroidユーザー全体で見ても抵抗感を持たれにくいブランドであることが知られています。こうした背景から、Xperiaからの乗り換え先としてPixelが最多となった可能性も考えられそうです。
iPhoneは最少、OSの壁の厚さが浮き彫りに
一方で、iPhoneは14.8%と最少という結果になりました。国内市場ではiPhoneが全体の約50%前後のシェアを占めていることを考えると、Xperiaユーザーの乗り換え先としては意外なほど少ない割合と言えます。
この結果は、Android OSとiOSの間に存在する“OSの壁”の厚さを示しているとも受け取れます。長年Androidを使ってきたXperiaユーザーにとって、iOSへの移行はやはりハードルが高いのかもしれません。
「その他」が4割超、移行先は分散している可能性
注目すべきは、「その他(Galaxy、Xiaomi、Oppoなど)」が39.2%と4割近くを占めている点です。具体的な内訳は不明ですが、XperiaユーザーがGalaxyやXiaomi、Oppo、Motorolaといった特定のブランドに一斉に集中して移行するとは考えにくく、実際にはかなり幅広いブランドへ分散して移行している可能性が高そうです。
特定のメーカーに強く寄るのではなく、機能や価格、タイミングなどを重視して柔軟に選択しているユーザーも多いのかもしれません。
Xperiaユーザーの特徴が見える結果に
今回のアンケート結果からは、Xperiaユーザーの特徴として、
- Androidへの強いこだわり
- iOSへの移行には慎重
- Pixelには比較的抵抗が少ない
- その他ブランドへは分散的に移行
といった傾向が浮かび上がってきました。
今後、ソニーがどのようなXperiaを投入してくるのか、そしてPixelや他Androidメーカーがこの層をどこまで取り込めるのか、引き続き注目していきたいところです。


