
発売されたばかりの「iPhone 17 Pro」と「iPhone 17 Pro Max」に、早くも耐久性をめぐる新たな不満が寄せられています。発売直後から「傷がつきやすい」と指摘されていましたが、今回はケースを装着していても凹みや擦り傷が発生したという報告が相次いでいます。
信頼性の高いケースでも保護しきれず

海外掲示板Redditの「r/iPhone17Pro」には、正規品や有名ブランドのケースを使っていたにもかかわらず、落下の衝撃で端末に損傷が生じたというユーザーの投稿が複数確認されています。

Apple純正の「Tech Woven Case」を使用していたユーザーは、腰の高さからの落下で角が凹んだと報告。Spigenのケースとガラスフィルムを装着していたユーザーも、わずか90センチの落下で傷がついたとしています。さらに、耐衝撃性に定評のあるPelican製ケースに入れていた端末でも、角に明らかなダメージが見られたという声がありました。
ダメージは主に上部の角に集中

報告によれば、いずれのケースでも損傷は端末上部の角に集中しているとのことです。Apple純正ケースは衝撃吸収性に限界があるとしても、SpigenやPelicanは落下耐性に定評があり、とりわけPelicanは「16フィート(約4.8メートル)」の落下にも耐えると公称しています。そのため、ポケットや腰の高さからの落下でここまでダメージが出るのは予想外だと指摘されています。
素材変更が影響か
背景には、フレーム素材の変更がある可能性が指摘されています。iPhone 17 Proシリーズでは、従来のチタンではなくアルミニウムを採用。前世代のiPhone 16/16 Plusでも再生アルミフレームが使われていましたが、Proモデルは重量が増しているため、落下時の衝撃が大きくなり、結果として損傷につながりやすいと考えられます。
今後の対策とユーザーへの影響
現時点で報告されているのは外観上の傷や凹みにとどまりますが、高所からの落下ではさらに深刻な被害が出る可能性も否定できません。ケースの装着は依然として有効ですが、Spigenはすでに強化タイプを投入しており、OtterBoxなどからもより頑丈なケースが提供されています。それでも不安が残るユーザーにとっては、AppleCareへの加入がこれまで以上に重要になりそうです。