
中国市場での発表が間近とされるiQOOの最新フラッグシップ「iQOO 15」について、ディスプレイの詳細が公式に明らかになりました。すでに予約受付が始まっている本機は、背面のカラーチェンジ機能に続き、先進的な画面仕様で注目を集めています。
世界初のM14発光素材を採用

iQOO 15には、サムスン製の「Everestディスプレイ」が搭載されます。これは2K解像度のLEAD OLEDパネルであり、世界で初めてM14発光素材を採用した点が大きな特徴です。Vivo Labsによると、前世代比で発光効率が40%向上し、消費電力は44%削減。さらに寿命が50%延び、残像の発生も60%低減されているとのことです。
画質と色再現性の進化
LEADは、サムスンとiQOOが世界で初めて商用化した「非偏光型OLED技術」です。この技術により、画面透過率が高まり、P3色域の1.8倍に達する広い色再現が可能になります。その結果、従来よりも明るく、クリアで、より豊かな映像体験が期待できます。
圧倒的な表示性能
6.85インチの2K Everestディスプレイは、局所ピーク輝度6000ニト、全画面2600ニトという驚異的な明るさを実現。さらに、144Hzリフレッシュレート、3200Hz瞬時タッチレート、8T LTPO対応、超低モーションブラーといった最新仕様を備えています。加えて、フリッカーフリー・偏光子レス・ゲーム用視覚保護の3つのTÜV認証を取得しており、「Eye Comfort 2.0」や1ニトの超低輝度スリープモードもサポートします。
サムスンGalaxyにも展開予定
著名リーカー@UniverseIce氏によれば、この新しいM14発光素材は、サムスンの次期フラッグシップ「Galaxy S26 Ultra」にも採用される見込みです。iQOO 15にいち早く導入されたことで、今後は業界全体で同素材が広がる可能性も高まりそうです。
今後への期待
iQOO 15は、革新的なディスプレイ技術とともに市場投入されることで、競合他社との差別化を明確に打ち出す存在となりそうです。Galaxy S26 Ultraなど他ブランドへの波及も含め、M14発光素材が次世代スマートフォンにおける標準となるかどうか、今後の展開に注目が集まります。