
GoogleのPixel 6および6aシリーズで、再びFeliCa対応の決済機能に不具合が発生していることが報告されています。ユーザーからは、QUICPayやID決済が突然利用できなくなったとの声が複数上がっており、SNSや価格.com、Google公式フォーラムでも情報交換が行われています。SuicaやPASMOなど一部のサービスは正常に利用できるものの、日常生活に直結する支払いで支障が出ているケースもあるようです。
不具合の内容と影響
報告によると、Pixel 6aユーザーの一部では、ID決済やQuickPayが反応せず、スマホに連携させていた施錠キーまで利用できなくなる事象が確認されています。NFC自体は正常に動作しており、Suicaやマイナンバーカードの読み取り、Google Walletに登録したクレジットカードのタッチ決済は問題なく利用できるとのことです。しかし、オサイフケータイアプリの再インストールやデータ復元を試しても改善しない場合があると報告されています。
PixelコミュニティやX上の投稿でも同様の症状が散見されており、特に12月上旬に配信されたGoogle Playシステムの更新後にQUICPayだけが反応しなくなる現象が目立っています。再起動やSIMの差し直しを行っても改善されず、一部ユーザーは日常的に利用している交通や支払いに不便を感じている状況です。
ユーザーの声
Xでは、Pixel 6や6aで再発したFeliCa不具合について、多くのユーザーが困惑や不満を投稿しています。
- 「アップデート後にQUICPayが使えなくなり、再発してしまった」
- 「Pixel6aでAimeやEdyも反応せず、日常生活に支障が出ている」
- 「改善策がなく、仕方なくiPhoneに乗り換えようかと考えている」
これらの投稿からも、特定の決済サービスが使えないことで、日常生活や通勤・通学に影響が出ていることが分かります。
以前のおサイフ不具合との関連
当サイトでも以前、Pixel 6aのバッテリー交換後にFeliCa機能が利用できなくなる不具合を報じています。2025年7月に発生した事例では、Googleが提供したバッテリー交換プログラムにより、一部ユーザーでモバイルSuicaやPASMOが使えなくなる二次被害が確認されました。今回の不具合も、ソフトウェア更新後に同様の現象が再発している点で、過去の事象と類似しています。
現状と今後の対応に期待
現時点ではGoogleから公式な声明は出ておらず、いつ改善されるかは不明です。日常的にモバイル決済を利用しているユーザーにとって、QUICPayやID決済が使えない状況は大きな支障となります。今後、Googleからのアップデートや修正情報の公開が待たれるところです。

