Google、Gmailアドレス変更を段階的に解禁へ ユーザー名の変更がついに可能に

Googleは、Gmailユーザー向けに「@gmail.com」アドレスそのものを変更できる新機能を、段階的に提供開始すると明らかにしました。これまでGmailアドレスは原則として変更不可とされてきましたが、その方針が大きく転換されることになります。

これまで変更できなかったGmailアドレス

Googleアカウントでは、外部メールアドレスを登録している場合に限り、ログイン用メールアドレスの変更が可能でした。一方で、Gmailを使っているユーザーについては「@gmail.comで終わるアドレスは通常変更できない」と公式に案内されており、ユーザー名を後から変えることはできませんでした。

サポートページで新手順が判明

今回の変更は、Googleのサポートページ上で確認されたものです。ただし、現時点ではそのページがヒンディー語表示のみとなっており、英語版ではまだ確認できません。Telegram上のコミュニティで最初に発見され、内容を翻訳すると、新たな仕組みの詳細が明らかになっています。

Googleによると、Gmailアドレスを新しいGmailアドレスへ変更することが可能になり、この機能はすべてのユーザーに向けて段階的に展開されるとのことです。

変更後も旧アドレスは引き続き利用可能

Gmailアドレスを変更した場合でも、元のアドレスが使えなくなるわけではありません。旧アドレスはエイリアスとして設定され、新しいアドレスと同じ受信トレイにメールが届きます。ログインについても、新旧どちらのアドレスでもGoogleの各種サービスを利用できます。

また、これまでのメール、写真、メッセージなどのデータが消えることはなく、アカウントへのアクセス権限にも影響はありません。

制限事項と注意点

この新機能にはいくつかの制限も設けられています。アドレス変更後、12か月間は再変更や新アドレスの削除ができません。また、Gmailアドレスの変更は1つのアカウントにつき最大3回までで、最終的に利用できるアドレスは最大4つまでとされています。

さらに、Googleカレンダーで過去に作成した予定など、一部の古いデータでは旧アドレスが表示されたままになる場合があります。送信元として旧アドレスを引き続き使うことも可能で、元のアドレスが他のユーザーに再利用されることはありません。

提供開始はこれから

現時点では、この機能はまだ一般ユーザー向けには有効化されていません。サポートページが先行して公開された形とみられ、今後数週間のうちに正式な案内が行われる可能性があります。実際に利用できるようになると、Googleアカウントの管理画面からGmailアドレスを変更できるようになる見込みです。

長年要望されてきたGmailアドレス変更が実現すれば、ユーザーにとっては利便性が大きく向上します。今後の正式展開と追加情報に注目したいところです。

ソース

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