
米調査会社SellCellが行った最新のアンケート調査で、iPhoneユーザーの約30%が「Appleが2026年までに折りたたみiPhoneを出さなければ、GalaxyやPixelのフォルダブル端末に乗り換える」と回答したことが分かりました。対象は2,000人のiPhoneユーザーで、Appleの動向次第ではシェア流出の可能性が浮き彫りになっています。
サムスンがリードするフォルダブル市場
サムスンはすでに第7世代となる「Galaxy Z Fold 7」「Z Flip 7」を投入しており、販売も好調です。一方、Appleはまだフォルダブル端末を発表していません。競合が市場を拡大するなかで、長らくブランドへの忠誠心を誇ってきたiPhoneユーザーが離れてしまう可能性も指摘されています。
調査結果の詳細

調査では、20.1%のiPhoneユーザーが「Appleが折りたたみ端末を出さなければGalaxyのフォルダブルを購入する」と回答しました。さらに10.2%がGoogleのPixel Foldを選ぶと答えており、合計で30%を超えるユーザーが他社製品へ移行する意向を示しています。
とはいえ、約7割(69.6%)は今後もAppleにとどまると回答しており、ブランドの根強い支持も健在です。
2026年に折りたたみiPhone登場の噂
業界関係者の間では、Appleが現在折りたたみiPhoneを開発中で、2026年に発表される可能性が高いと見られています。Appleは競合の課題を研究し、完成度の高い製品を目指しているとされますが、もし発表がさらに遅れるようなら、ユーザー離れが進むリスクは否定できません。
一方、サムスンは来年にも第8世代のフォルダブルを投入する見込みで、競争環境は一段と激しくなると予想されます。Appleがどのタイミングで市場に参入するかが、今後のシェア争いを大きく左右することになりそうです。