
OPPOは2025年8月の最新アップデートとして「ColorOS 15」を対象端末向けに順次配信しています。今回の更新は8月13日から31日にかけて段階的に行われ、対象はFindシリーズおよびRenoシリーズの一部機種となります。
対象端末は以下の通りです。
Find N5、Find N3、Find N3 Flip、Find X8、Find X8 Pro、Reno 14/14 Pro、Reno 13/13 Pro、Reno 12/12 Pro、Reno 11/11 Pro。
新機能「BeaconLink」でオフライン通信が可能に

今回のアップデートで注目されるのが、インターネットを使わずに近くのユーザーへテキスト、画像、音声メッセージを送信できる「BeaconLink」です。利用するには、設定メニューの「モバイルネットワーク」からBeaconLinkを有効にする必要があります。災害時やネット環境が不安定な場面で役立つ機能として期待されています。
分割ビューがさらに柔軟に

マルチタスク機能も進化しました。これまで固定比率だった分割ビューが自由にサイズ調整可能となり、2つのアプリをより快適に同時利用できるようになっています。
システムと通知周りの改善
システム面では、フローティングウィンドウを開いたり移動・リサイズする際のアニメーションがよりスムーズになりました。全体的な安定性も向上しています。
通知については横画面時の表示がシンプルなバナー形式に変更され、作業の邪魔になりにくくなりました。バナーを下にスワイプするとアプリをフローティングウィンドウで開けるほか、タップした場合も全画面ではなくウィンドウ表示になるため、より直感的に操作できます。
「プライベートセーフ」に新機能追加
セキュリティ機能「プライベートセーフ」も強化されました。
- 画像や動画の共有
- アルバムカバーのカスタマイズ
- メディアを時間順に表示・ソート
- 「その他ファイル」カテゴリーの追加
- ドキュメント保存数の制限撤廃(従来の500件から無制限へ)
これらの機能はOSバージョン14.0以上で利用可能です。
配信は段階的に展開
今回のColorOS 15アップデートは一斉ではなく、端末や地域ごとに順次配信されます。そのため、対象機種を利用していてもすぐに通知が届かない場合があります。
長期利用をさらに快適に
今回のアップデートでは、新しい通信機能からマルチタスク操作性の改善まで幅広く手が加えられています。特にBeaconLinkは今後の利用シーンが広がりそうな注目機能といえるでしょう。対象機種をお持ちの方は、配信が届き次第アップデートを適用することをおすすめします。