
国内ユーザーの間で以前から指摘されていたPOCO F7のWi-Fi通信が停止する、いわゆる「パケ詰まり」問題に、ここ数日で改善が見られるとの報告が相次いでいます。一方で、依然として現象が続くケースもあり、完全解決かどうかはまだ判断が難しい状況です。
アップデート後に改善報告が多数
11月下旬に配信されたHyperOS 3およびGoogle Play関連の更新を適用したユーザーから、「パケ詰まりが起きなくなった」という声が複数確認されています。
実際、アップデート後に10時間以上連続で通信トラブルが発生しなかった例や、IPv6設定やルーター設定を標準に戻した状態でも安定しているケースも報告されています。
さらに、「Google Playのセキュリティ更新も適用してから治った」との証言も見られ、OSアップデートとストア更新を併用することで改善している可能性が示唆されています。
依然として続くとの声も
一方で、「アップデート後でも改善しない」「特定の状況下では再発する」という報告も残っています。
特に、端末をロック状態でしばらく放置した後や再起動後に通信が止まるケースがあり、Wi-Fiのオン・オフ操作が依然として必要だというユーザーも見られました。
また、利用環境によって症状が変化する可能性もあり、特定のWi-Fiルーターとの相性に言及する声もあります。NEC製ルーターでは発生しやすく、Buffaloに変更すると症状が軽減したとする例も確認されています。
原因は複数の要因が絡む可能性
ユーザー間では、「端末側のバグだけでなく、ネットワーク設定やルーター、IPv6環境など複数の要因が関係しているのでは」との見方も広がっています。
改善報告が増える一方で、条件によっては再発するケースがあるため、根本原因が一つとは限らないとの指摘もあります。
完全解決にはもう少し時間が必要?
現時点では、「改善した」ユーザーが増えているのは確かですが、全ての環境で問題が解消されたと断言する段階には至っていません。特にネットワーク環境の違いによって体験が大きく変わるとみられ、今後の追加アップデートや詳細な検証に注目が集まっています。
POCO F7は性能と価格面では評価が高いモデルだけに、今回の改善が「完全解決」へと繋がるのか、多くのユーザーが注視しています。

