
2025年、スマートフォン市場で大きな転換点が訪れようとしています。最新シリーズ「iPhone 17」が世界的に好調な売れ行きを見せるなか、アップルがついに販売台数ベースでサムスンを抜き、世界最大のスマホメーカーになる可能性が高まっています。
T-Mobileでの高価格帯シェアが大幅増
市場調査会社Counterpoint Researchによると、アメリカの大手通信キャリアT-Mobileにおける600ドル以上のハイエンドスマホ市場で、アップルのシェアは2022年9月から2025年9月にかけて8ポイント上昇し、ついに80%に到達したとのことです。高価格帯市場での支配力は依然として圧倒的です。
中国市場で再び「4台に1台がiPhone」に
さらに、中国市場でもアップルの勢いは顕著です。2025年10月に販売されたスマートフォンのうち、4台に1台がiPhoneという状態に達し、過去に同じ状況となったのは2022年以来となります。中国市場全体の販売も前年同期比8%増と回復傾向にあり、その成長を牽引したのが37%増を記録したiPhoneの販売でした。そのうち約8割が「iPhone 17」シリーズだったとされています。
なお、同調査では極薄モデルとして話題となった「iPhone Air」については触れられておらず、販売面で思ったほどの存在感を示せていない可能性もありそうです。
年間出荷数では10%増、サムスンを上回る見込み
Counterpoint Researchが最新レポートで示した予測によると、サムスンは2025年のスマホ出荷台数が前年比4.6%増にとどまる一方、アップルは10%増の見通し。これにより、アップルの世界シェアは19.4%に達し、販売台数ベースでトップに立つ見込みだといいます。
2024年に2億3,180万台のiPhoneを販売したアップルが、2025年には2億5,498万台前後まで台数を伸ばす可能性も指摘されています。
iPhone 17が生んだ「市場の転換点」
ハイエンド市場の圧倒的な支持、中国での復活、そしてシリーズ全体の販売好調──これらが組み合わさり、「iPhone 17」は単なる新モデルに留まらず、スマートフォン市場そのものを大きく動かす存在になりつつあります。2025年のスマホ業界は、アップルが主役の年として刻まれることになりそうです。

