
Appleが今秋公開予定の「iOS 26」で、iPhone 16シリーズがサードパーティ製アクセサリーでも最大25WのQi2ワイヤレス充電に対応することが明らかになりました。これにより、従来のMagSafe専用に限られていた高速ワイヤレス充電が、より多くの充電器で利用可能になる見込みです。
Belkinが新Qi2充電ドックを発表
情報の発端となったのは、Belkinが発表したQi2対応25W充電スタンド。同社によると、iOS 26を搭載したiPhone 16を0%から50%まで約25分で充電できるとのことです。これは、Apple純正の25W MagSafe充電器と同等の速度であり、iOS 26によってサードパーティ製Qi2.2認証アクセサリーでも同じ充電性能が解放されることを示しています。
Belkinはすでに3種類のQi2 25W充電器を投入しており、AnkerやUgreenといったメーカーからも対応製品が登場予定です。
Qi2規格の進化とiPhoneの対応状況
ワイヤレスパワーコンソーシアム(WPC)は先月、Qi2規格を強化し、従来の最大15Wから25Wへと性能を引き上げました。現時点でこの25W Qi2充電に対応しているスマートフォンは、Google Pixel 10 Pro XLのみで、その他のPixel 10シリーズは15Wに制限されています。
これに対し、iOS 26ではiPhone 16、16 Plus、16 Pro、16 Pro Maxが25W Qi2充電に対応すると予想されています。なお、エントリーモデルの「iPhone 16e」は対象外になる見込みです。
iPhone 17シリーズではさらなる進化も
Appleは例年通り9月に新OSと新モデルを同時発表するとみられており、iOS 26はiPhone 17シリーズとともに正式リリースされる見通しです。次期フラッグシップでは、25Wを超える50Wクラスのワイヤレス充電が実現するのではないか、という噂も浮上しています。
今後の注目ポイント
今回の対応によって、ユーザーは純正MagSafe以外でも高速充電が可能になり、アクセサリーの選択肢が大きく広がります。特にQi2規格の普及が進めば、ワイヤレス充電がこれまで以上に「実用的な高速充電手段」として一般化する可能性が高まるでしょう。