Google Pixel 10、WhatsAppで世界初の衛星通話に対応へ

Googleが8月20日に発表した最新スマートフォン「Pixel 10」シリーズに、発売前から注目を集める新機能が追加されます。同社は8月24日、WhatsAppを利用した音声・ビデオ通話が衛星回線経由で可能になることを正式に発表しました。

発売日に合わせて機能解禁

新機能は8月28日、Pixel 10シリーズの発売日と同時にアップデートとして提供開始されます。GoogleはX(旧Twitter)上でティーザー動画を公開し、実際の操作イメージを披露しました。衛星回線で通話を行うと、画面上部に小さな衛星アイコンが表示され、Wi-Fiやモバイルデータと同じ感覚でWhatsApp通話が利用できるとのことです。

世界初、WhatsApp通話を衛星で

これまでAppleやSamsungは一部モデルで衛星通信機能を導入してきましたが、主に緊急時のメッセージ送信が中心でした。今回Googleが実現したのは、WhatsAppによる日常的な音声・ビデオ通話を衛星ネットワーク上で行えるという点で、スマホ通信の新たな一歩といえます。

ただし利用には条件があります。対応キャリアの衛星通信サービスが必要で、場合によっては追加料金が発生する可能性があるとGoogleは説明しています。なお、現時点ではメッセージ送受信も衛星経由で可能になるかどうかは明らかにされていません。

Pixel 10限定機能か

Googleは、この機能がPixel 9シリーズにも展開されるかどうかについては言及していません。現状では、衛星通信に対応しているのはPixel 9とPixel 10シリーズのみであり、WhatsApp通話が利用できるのは最新モデルのPixel 10が世界初となります。

今後の広がりに期待

スマートフォンにおける衛星通信は「緊急用」という枠を超え、いよいよ日常のコミュニケーションに入り込みつつあります。特にWhatsAppのように利用者が多いアプリと組み合わさることで、その利便性は一気に身近なものになりそうです。Pixel 10が切り開いたこの新しい使い方は、今後のスマートフォン進化の方向性を示す象徴的な出来事といえるでしょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
PixelPixel 10シリーズ
スポンサーリンク
Sumahodigestをフォローする
スポンサーリンク