AnTuTuのQ4データで判明 Android向けSoCはQualcommが7割超を維持、Xiaomiも新たに参入

AnTuTuは、2025年第4四半期における中国市場のAndroid向けプロセッサーのシェア状況を公開しました。パフォーマンスランキングに続く今回のデータからは、Qualcommの圧倒的な存在感と、意外な新規参入メーカーの動きが浮き彫りになっています。

Qualcommが7割超を占有 幅広い価格帯をカバー

公開されたデータによると、Qualcomm製チップを搭載したAndroid端末は全体の71.2%を占めています。これは、中国市場で利用されているAndroidスマートフォンのおよそ7台に1台ではなく、7台中5台以上がQualcomm製SoCを採用している計算になります。

この高いシェアを支えているのは、製品ラインナップの幅広さです。フラッグシップ向けにはSnapdragon 8 EliteやSnapdragon 8 Genシリーズが定番となっており、ミドルレンジにはSnapdragon 7および6シリーズ、エントリークラスにはSnapdragon 4シリーズが展開されています。価格帯を問わず選択肢を用意している点が、シェア維持の大きな要因といえそうです。

MediaTekは2位を維持 ミドル以下で強さを発揮

2位につけたのはMediaTekで、市場シェアは27.4%となっています。Qualcommとの差は依然として大きいものの、MediaTekはここ数年で着実に存在感を高めています。

特にDimensity 9000シリーズは、性能とコストのバランスを重視するメーカーから高い評価を受けています。一方で、実際の台数ベースではHelioシリーズやDimensity 7000、8000シリーズといったミドルレンジから低価格帯向けのチップが大きく貢献しています。2025年12月のAnTuTuミドルレンジスマートフォンランキングでは、上位10機種のうち9機種がMediaTek製チップを搭載しており、この分野での強さが際立っています。

Samsungは3位、Exynos搭載Galaxyに限定

3位にはSamsungが入りましたが、そのシェアは0.6%と控えめです。主に自社のGalaxyシリーズにExynosを搭載する形に限られており、外部メーカーへの展開が少ないことが数字にも表れています。

Xiaomiが自社SoCで初のランクイン

今回のデータで注目されるのが、Xiaomiのランクインです。市場シェアは0.4%と小さいものの、自社開発プロセッサー「XRING O1」を搭載するXiaomi 15S ProとXiaomi Pad 7 Ultraの2機種のみでこの数字を記録しています。

わずか2製品で統計に反映された点を踏まえると、Xiaomiの独自SoCはすでに一定の存在感を示し始めているとも受け取れます。今後、対応機種が増えれば、シェア拡大につながる可能性もありそうです。

QualcommとMediaTekの二強体制は依然として揺るぎませんが、Xiaomiのように自社チップ開発へ踏み出すメーカーが登場したことで、市場構造に変化の兆しも見え始めています。2026年以降、Android向けSoCの勢力図がどのように変わっていくのか、引き続き注目されます。

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