
iPhoneユーザーが長らく待ち続けてきたSiriの大幅刷新が、いよいよ現実味を帯びてきました。Appleはこれまで詳細を多く語ってきませんでしたが、iOS 26.4の配信を前に、新しいSiriの全体像が徐々に明らかになりつつあります。早ければ今月末から、その片鱗を実際に体験できる可能性もありそうです。
度重なる延期を経て、再び動き出したSiri刷新計画
Appleは2024年9月、Siriの進化を示唆する印象的なCMを公開しました。そこでは、過去の出来事や人物を自然な会話で思い出させる、まるで秘書のようなSiriの姿が描かれていました。しかし、その後予定されていた改良版Siriの提供は、2025年3月に無期限延期が発表され、多くのユーザーを落胆させる結果となりました。
現在は、その新しいSiriがiOS 26.4とともに登場する見通しで、正式版は3月配信と見られています。
ベータ版で先行体験できる可能性も
Appleのベータソフトウェアプログラムに参加しているユーザーであれば、今月後半に配信されると見られるiOS 26.4 ベータ1で、新しいSiriの一部機能をいち早く試せる可能性があります。安定版のiOS 26が配信された後、比較的早い段階で提供される見込みです。
画面の内容を理解し、より自然に操作できるSiriへ
刷新後のSiriで特に注目されているのが、iPhoneの画面上の情報を理解した上で操作できる点です。例えば、画面に表示されている住所を見ながら「この住所を連絡先に追加して」と話しかけるだけで、詳細な説明をしなくてもSiriが意図をくみ取ってくれるようになります。
複数アプリを横断する高度なタスク処理
新しいSiriは、写真、メッセージ、メール、カレンダーといった複数のアプリを横断して情報を処理できるようになるとされています。たとえば「昨日ビーチで撮った写真を探して、◯◯さんに送って」といった指示や、過去のやり取りをもとにフライトの到着時間を調べるといった使い方も想定されています。
ただし、これらはあくまで端末内に関連情報が存在する場合に限られ、記録がなければSiriも答えられない点は従来と同様です。
LLM対応で知識検索のあり方も変化
iOS 26.4では、Siriを大規模言語モデル対応へと進化させる第一歩も踏み出される見込みです。従来のように検索結果へのリンクを返すのではなく、要点をまとめた回答を直接提示する仕組みが導入されるとされています。これはすでにGeminiやChatGPTが実現している体験に近いものです。
Appleに求められるのは、まず確かな一歩
これまでSiriは、タイマーやアラームといった基本操作以外では物足りなさを感じる場面も少なくありませんでした。そのため、他社のAIアシスタントを併用してきたユーザーも多いはずです。
iOS 26.4ですべてが一変するとは考えにくいものの、少なくとも本気で進化させていくという姿勢を示す内容であるかどうかが重要になります。今回のアップデートが、Siri再評価への第一歩となるのか、今後の展開に注目が集まりそうです。
