Snapdragon 8 Gen 5がわずか約4万円のスマホにも?フラッグシップ級チップの価格破壊が始まるか

次世代Snapdragonが、いきなり“お手頃価格”のスマートフォンに搭載される可能性が浮上しています。リーク情報によれば、「Snapdragon 8 Gen 5」は最新の3nmプロセスを採用しながら、4万円台前半(約280ドル)からの端末にも搭載されるとの噂が広がっています。

Snapdragon 8 Gen 5の正体とは?

この新しい情報は、中国の著名なリーカー「Digital Chat Station」によるもので、Snapdragon 8 Gen 5は型番「SM8845」として現在開発中とされています。注目すべきはその製造プロセスで、Qualcommが9月に発表予定とされる最上位チップ「Snapdragon 8 Elite Gen 2」と同じTSMCの3nm “N3P”プロセスを使用するとのことです。

さらに、CPUにはカスタム設計された「Oryonコア」が採用されると見られており、処理性能はまさにハイエンド並み。これがもし本当であれば、価格帯を大きく超えた性能が手に入ることになります。

価格は約2,000~2,500元、日本円で3万〜4万円台に?

Digital Chat StationのWeibo投稿によると、Snapdragon 8 Gen 5を搭載したスマートフォンの価格は2,000〜2,500元(約4万〜4万5,000円)になる見込みです。これは従来のフラッグシップスマホに比べて半額以下の価格帯でありながら、性能面では上位モデルに迫る仕様になる可能性があります。

この動きにより、スマホメーカーはより高い利益率を確保できると同時に、ユーザーにとっても高性能なスマホを手に取りやすくなるという、双方にとってメリットの大きい展開になりそうです。

MediaTek製チップとの競争も激化

さらに、リークではMediaTekの新チップ「Dimensity 9400+」や「Dimensity 9500e」にも言及されています。これらも同じ価格帯で展開されると予想されており、Snapdragon 8 Gen 5と直接競合することになりそうです。

また、新たなシリコンカーボンバッテリーの採用により、これらの端末ではバッテリー容量のさらなる大型化も進むと見られています。高性能+大容量バッテリーの組み合わせは、多くのユーザーにとって魅力的に映るはずです。

ただし、まだ確定情報ではない点に注意

一部では、Snapdragon 8 Eliteの販売も継続される可能性があるとされており、今回のSnapdragon 8 Gen 5がどのように位置づけられるのかは、まだ不明確です。どちらの情報が正確なのか、現時点では断定できません。

確かなことは、スマートフォンの価格と性能のバランスが、今まさに大きく動こうとしているということです。9月のSnapdragon Summitで、Qualcommがどのような戦略を発表するのか注目が集まります。

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